原付最速バイクは何だ!50cc最高速度ランキングTOP5!

最も簡単に免許が取れて、チョイ乗りにも便利な原付バイク。部品が安価なこともあり、レースなどでも人気が高いクラスです。

今回はそんな50cc原動機付自転車の中で最も最高速が速いバイクをランキング形式で紹介します。

 最高速度の求め方

今回の最高速度の求め方は実際に乗って計測することはさすがにできないので、スペックからの計算で求めることとします。

最高速度は理論上

最大馬力発生回転数(rpm)÷総減速比×リアタイヤ外周(mm)÷1000000×60=最高速度(km/h)

上記の式でで求めることができます。

計算ではノーマル車両のスペック、モデルチェンジに関しては、最も高いスペックをもったモデルで計算しています。

もちろん、車両の空気抵抗などによってもスピードは変わってしまいますが、そこまでの考慮はしていません。あくまでのスペック上での最高速となっています。

なお、CDIでのスピードリミッターはかからないものとしています。

※現存する50ccバイク全てを計算できたわけではないので、参考として見ていただければ幸いです。

第5位 RZ50(ヤマハ)

第5位にランクインしたのがヤマハの2スト原付ネイキッド【RZ50】です。最高速度は80.5km/hを記録しました。

1981年に発売されたヤマハのフルサイズボディサイズの原付ネイキッドで当時の原付最大馬力である7.2馬力を発揮し、2007年の生産終了までフルカウルレーサーレプリカに負けないスポーツモデルとして人気を博しました。リアサスもカンチレバー式モノショックを採用するなどして足回りも優秀です。

水冷2ストローククランクケースリードバルブエンジンを搭載し、最高出力は7.2ps(5.3kw)/10000rpm、最大トルクは0.6kg・m(5.9N・m)/8000rpmを発揮します。

第4位 NS-1(ホンダ)

第4位にランクインしたのは1991年に発売されたホンダの名車【NS-1】通称「エヌワン」です。最高速度は81.9km/hを記録しました。

レーサーレプリカのような見た目のフルカウルスポーツモデルですが、一般的なバイクでいうところの燃料タンク部分がメットインになっており、フルフェイスヘルメットが収納できるといった積載能力を有しています。ちなみに燃料タンクはテールカウル内にあります。

CDIを社外品に交換するだけでも100km/h近い最高速度が出せるということで人気も高いバイクです。

水冷2サイクルピストンリードバルブ単気筒エンジンを搭載しており、最高出力は7.2ps(5.3kw)/10000rpm、最大トルクは0.65kg・m(6.4N・m)/7500rpmを発揮。

第3位 CRM50(ホンダ)

第3位は原付オフロードバイクであるCRM50です。最高速度は84.5km/hを記録しました。

CRM50は1988年にホンダMTX50の後継バイクとして発売されました。後輪はドラムブレーキでしたが、1993年に型式変更とフルモデルチェンジにより、前後ともディスクブレーキとなっています。ブロックタイヤや空気抵抗を考慮すればもう少し最高速は下がるかもしれませんが、スペック上では第4位となりました。

水冷2サイクルピストンリードバルブ単気筒エンジンを搭載し、最高出力は7.2ps(5.3kw)/9500rpm、最大トルクは0.63kg・m(6.2N・m)/7500rpmを発揮します。

第2位 NS50F(ホンダ)

第2位にランクインしたのがホンダのハーフカウル原付【NS50F】です。最高速度は87.7km/hを記録しました。

1987年に発売されたモデルが前期型で翌年の1988年からはエンジン特性が変更された後期モデルが発売されています。前期型では最高出力が7.2ps/8,000rpmだったのに対し、後期型は7.2ps/10,000rpmと10000回転を発揮するエンジンとなっているため、今回のランクインは後期モデルのスペックとなります。

水冷2ストピストンリードバルブ単気筒エンジンを搭載し、最高出力は7.2ps(5kw)/10000rpm、最大トルクは 0.65kg・m(6.4N・m)/7500rpmを発揮します。

第1位 NSR50(ホンダ)

ということでランキング第1位はホンダの名車レーサーレプリカ「NSR50」です。最高速度は90.1km/hを記録しました。

少し予想はしていましたが、やはり最速原付はNSR50となりました。NSR50は1987年にホンダから発売され、1999年までモデルチェンジが行われながら販売され、大きく分けると4種類のモデルに分ベルされます。また、50ccレースでの人気の高さからレース専用モデルであるNSR-miniも発売されています。

ランクインしているホンダのNS50FやNS-1が17インチホイールを履いているのに対し、NSR50は前後12インチの小径ホイールを履いているのが特徴です。タイヤが小さいのに最高速度が速いのはさすがという感じですね。

2ストローク水冷単気筒エンジンを搭載し、最高出力は7.2PS/10,000rpm、最大トルクは0.65kgf・m/7,500rpmを発揮します。

まとめ

というわけで原付最速ランキングTOP5は全てが2ストロークエンジンを搭載した1980年から1990年代を席巻した名車達でした。

現在の排ガス規制では50ccの原付でこれらのバイクに勝てるものは出てこないでしょう。

スクーターのランクインが残念ながらなかったため、原付スクーターのみのランキングも作成しましたので興味のある方はご覧ください♪

原付とはいえ、2サイクルエンジンの加速感を味わえるおもしろいバイクばかりなので、是非購入してみてはいかがでしょうか(^^)?

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