250cc最速バイクは何だ!ニーハン最高速度ランキングTOP5!

普通自動二輪免許で乗れて、車検なし、高速道路走行可能なこともあり、人気が高い排気量である250ccクラス。

最近ではカワサキから数年ぶりである4気筒250cc「ZX-25R」が発表されるなどして盛り上がりを見せています。今回はそんな250バイクの最高速ランキングTOP5を発表します!

最高速度の求め方

今回の最高速度の求め方は実際に乗って計測することはさすがにできないので、スペックからの計算で求めることとします。

最高速度は理論上

最大馬力発生回転数(rpm)÷総減速比×リアタイヤ外周(mm)÷1000000×60=最高速度(km/h)

上記の式でで求めることができます。

計算ではノーマル車両のスペック、モデルチェンジに関しては、最も高いスペックをもったモデルで計算しています。

もちろん、車両の空気抵抗などによってもスピードは変わってしまいますが、そこまでの考慮はしていません。あくまでのスペック上での最高速となっています。

※現存する250ccバイク全てを計算できたわけではないので、参考として見ていただければ幸いです。

なお、ZX-25Rは詳細なスペックが分からなかったため、今回は計算していません。

第5位 NS250F/NS250R(ホンダ)

NS250F

第5位はホンダのNS250F/NS250Rです。最高速度は180.4km/hを記録しました。

1984年に発売された水冷2ストV型2気筒エンジンを搭載するロードスポーツモデルで、ネイキッドモデルであるNS250Fと同じエンジンを用いたフルカウル装備のNS250Rが2台ともに第3位となりました。NS250はロードレース世界選手権(WGP)のワークスレーサーであるNS500で培われてきた技術が投入されたレーサーレプリカであり、NS250Fのフレームはスチール製で、NS250Rはアルミ製となっています。

NS250R

共に水冷2ストピストンリードバルブV型2気筒エンジンを搭載し、最高出力は45ps(33.0 kw)/9500rpm、最大トルクは 3.6kg・m(35.3N・m)/8500rpmを発揮します。

第2位 ホーネット(ホンダ)

第4位には水冷4ストローク4気筒ネイキッドであるホンダのホーネットがランクイン。最高速度は180.7km/hを記録しました。

ホンダ特有のカムギアトレーン式のエンジンで独特な機械音や、14000回転の超高回転エンジンからの4スト4気筒エキゾーストノートなど好きな人にはたまらない1台です。リアショックはものショックを採用してありますがリンク式ではありません。2007年の排ガス規制と共に生産終了となりました。

水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒エンジンを搭載し、最高出力は40ps(29kw)/14000rpm、最大トルクは 2.4kg・m(24N・m)/11000rpm。

第3位 CBR250RR MC22型(ホンダ)

CBR250RR MC22型

第3位はCBR250RRのMC22型がランクイン。最高速度は180.7km/hを記録しました。

MC22型は1990年から2000年に販売されたモデルであり、1994年にはバルブタイミングや排気管の構造を変更させ中低速域での出力向上を狙ったエンジン特性の変更を実施し、最高出力は45ps/15,000rpmから40ps/14,500rpmに、最大トルクは2.5kg-m/12,000rpmから2.4kg-m/11,500rpmに変更されています。

そのため最高速度という点では1994年以前のモデルが第3位となります。

CBR250RR MC51型

ちなみに現行モデルであるCBR250RR MC51型は水冷4ストロークDOHC2気筒エンジンを搭載し、最高出力は38ps(28kw)/12,500rpm、最大トルクは 2.3kgf・m(23N・m)/11,000rpmを発揮します。最高速度は170.1km/hとなり、ランキング外となっています。

第2位 ZXR250(カワサキ)

第2位はカワサキの250レーサーレプリカ「ZXR250」がランクイン。最高速度は181.5km/hを記録しました。

ZXR250の特徴はなんといっても前方のスクリーンからタンクに伸びる2本のダクトですよね。これはラムエアシステムといって空気を取り入れエンジンの冷却などを行っています。エンジンのレッドゾーン開始回転数は19,000rpmと非常に高回転のエンジンを搭載しています。

水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒エンジンを搭載し、最高出力は40ps(29.0 kw)/15500rpm、最大トルクは2.3kg・m(22.6N・m)/10000rpmを発揮。

第1位 CBR250R MC19型(ホンダ)

第1位はホンダのCBR250Rということになりました。最高速度は182.1km/hを記録しました。

CBR250Rは4気筒エンジンのMC17型とMC19型が1987年から1990年に販売され、20年期間が空いた2010年から2017年まで単気筒エンジンのMC41型が販売されていました。

今回ランクインしたのは1988年から1990年に販売されたMC19型で、MC17型よりもキャブが大口径化になり、エアクリーナ容量も6Lに大型化されています。

水冷4サイクルDOHC4バルブ4気筒エンジンを搭載し、最高出力は 45ps(33kw)/15000rpm、最大トルクは 2.6kg・m(25.5N・m)/10500rpmを発揮します。

まとめ

やはり、250ccの最速ランキングは上位5台すべてが4気筒エンジンのバイクという結果になりました。排ガス規制などもあり、どうしても古いバイクが多くなってしまいます。

今後、久しぶりの250cc4気筒エンジンを搭載したZX-25Rが発売され、各メーカーからも4気筒250モデルが発売されるのか、さらにハイスペックなバイクが出てくるのか、非常に楽しみなところです!

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