温泉ランキング1位!秋田県の秘湯「乳頭温泉郷」レポ!7つの宿と野湯一本松温泉を紹介!

出展:乳頭温泉郷

数々の温泉ランキングに1位で選ばれ、『日本一有名な秘湯』とも言われる秋田県仙北市にある温泉郷『乳頭温泉郷』。

乳頭温泉郷は7つの宿屋にある7つの温泉から構成され、どの湯も自然に囲まれ落ち着いた雰囲気に囲まれ、疲れを癒すことができます。

乳頭温泉郷には「湯めぐり帖」という各宿屋での宿泊者限定で発行される入浴券があり、1,800円で7つの温泉に各1回ずつ入浴できちゃいます。

しかも、有効期限は1年間と長いので全てのお湯に入ることができなくても、有効期限内であれば何度も利用することができます。

今回はそんな秘湯『乳頭温泉郷』7つの宿の紹介と野湯『一本松温泉』を紹介します!

 鶴の湯温泉

出典:instagram(@tommys_photodiary)

江戸時代から続くという乳頭温泉郷の中でも最も古い歴史を持つのが「鶴の湯」です。

鶴の湯は旅館「鶴の湯温泉」と別館である「山の宿」があり、名前の由来は1708年に鶴が温泉で傷を癒しているところをマタギが発見したことから「鶴の湯」と呼ばれるようになったようです。

ブナの原生林に囲まれ、江戸時代お警護の武士が詰めた茅葺き屋根の長屋「本陣」など歴史ある建物があり、タイムスリップしたような気分を味わえます。

出典:instagram(@yuriyuri_2525)

温泉だけではなく、山の芋鍋も有名で他にも山菜や岩魚など山の幸を味わうことができます。

囲炉裏で食べる鍋は情緒もあり、最高ですよ!

◆鶴の湯本館

出展:乳頭温泉郷

効能や肌触りが違う、白湯・黒湯・中の湯・滝の湯の4種類の源泉があります。

内湯と露天風呂があり、特に鶴の湯で有名なのが白湯の混浴露天風呂で足元から湧き出す白湯とぬるめの湯加減でゆったりと疲れを癒すことができます。

乳頭温泉郷の中でも最も有名で人気の高い温泉なので、連休などでは多くのお客さんで賑わっています。

のんびり温泉を楽しみたいのであれば、平日を狙って訪れるしかないですね。

水着で入るような混浴ではないので、女性の方で混浴に抵抗がある方は、女性専用の露天風呂もあるのでそちらを利用することもできます。

月曜日は露天風呂清掃日のため、日帰り入浴は内湯のみとなります。月曜が祝祭日の場合は直近の平日が清掃日になるのでご注意ください。

◆山の宿

出典:instagram(@japantravelholicdiary)

旅館手前の林道沿いにある鶴の湯別館「山の宿」。

こちらの宿も本館から源泉を引湯してあり、白湯の貸し切り露天風呂があるので、1人でゆっくりと温泉が楽しみたい人におすすめです。

山の宿の宿泊者は本館の温泉も利用できますよ。

◆鶴の湯の基本情報

営業は通年営業

宿泊料は8,790~16,350円(消費税・入湯料込)

日帰り入浴は600円

月曜日は露天風呂清掃日のため、日帰り入浴は内湯のみとなります。月曜が祝祭日の場合は直近の平日が清掃日になるのでご注意ください。

乳頭温泉郷 鶴の湯温泉
〒014-1204 秋田県仙北市 田沢湖田沢字先達沢国有林50

黒湯温泉

出展:乳頭温泉郷

鶴の湯に次ぐ歴史と人気がある『黒湯温泉』。

開湯は約300年前という歴史ある温泉で、茅葺、杉皮葺屋根でできた湯小屋で昔ながらの湯治場の雰囲気を楽しむことができ、非常に情緒あふれる空間を創り出しています。

内湯が3つ、露天風呂が2つ、打たせ湯も2つ有り、渓流のせせらぎや鳥のさえずり、森林の揺らぐ音などが聞こえ大自然を満喫しながら温泉を楽しむことができます。

黒湯温泉は乳頭温泉郷の中でも最も奥に位置しており、すごい山道を通り抜けなければなりません。

そのため乳頭温泉郷の中で唯一冬季は営業していない温泉宿です。

外観は歴史を感じる古い建物ですが館内は非常に清潔感があってびっくりしました。

鄙びた雰囲気というよりはモダンな感じになってきています。

詳細レポ:秋田県乳頭温泉郷の秘湯「黒湯温泉」レポ!宿泊施設や温泉&食事レビュー!

◆黒湯温泉の基本情報

営業期間は4月中旬〜11月上旬

宿泊料は 13,900円〜(消費税・入湯料込)

日帰り入浴は600円

乳頭温泉郷 黒湯温泉
〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内黒湯沢2−1

妙乃湯

出展:乳頭温泉郷

金の湯、銀の湯の2種類の源泉が存在する『妙乃湯』。

創業は1952年(昭和27年)で鶴の湯温泉、黒湯温泉に次ぐ人気の温泉です。

男女で温泉がわかれていますが奥の方で混浴露天風呂と貸し切り露天風呂につながっています。

『妙乃湯』で有名なのが金の湯、銀の湯2つの混浴露天風呂。

軒先を川が流れるので、渓流のせせらぎを聞きながら入浴することができます。

宿泊は7畳で17000円ほどと少し高く感じましたが、部屋は綺麗に清掃されてあり、高級旅館という感じがあります。

館内はお香の香りがして非常に落ち着いた和洋折衷のレトロモダンな雰囲気。

トイレなども非常に清潔で不快に感じる点はひとつもありませんでした。スタッフの方々も非常に丁寧で良かったです。

そして食事が非常においしい!

地元で取れる山の幸満載の料理の数々でキノコ好きの自分にとっては妙乃湯のキノコ料理には感動すら覚えました。

◆妙乃湯の基本情報

営業は通年営業

宿泊料は 13,068~21,384円(消費税込・別途入湯税150円)

日帰り入浴は 800円

乳頭温泉郷 妙乃湯
〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内駒ケ岳2−1

蟹場温泉

出展:乳頭温泉郷

近くの沢でカニが良く取れたことが温泉名の由来になっている『蟹場温泉』。

温泉は男女別の内湯と女性専用の露天風呂、そして少し歩くと行くことができる混浴露天風呂があります。

混浴露天風呂は川辺にあってロケーションは最高です!

しかし、他の混浴温泉とは違い濁り湯ではなく、透明度が高い温泉なので、女性には少し厳しいかもしれません。

◆蟹場温泉の基本情報

営業は通年営業

宿泊料は 9,870~14,190円(消費税・入湯税込)

日帰り入浴は 600円

蟹場温泉
〒014-1204 秋田県仙北市田沢湖田沢先達 沢国有林

孫六温泉

出展:乳頭温泉郷

鄙びた木造建物が多数建てられており、唐子の湯、内湯、石湯、打たせ湯とそれぞれが独立した湯小屋で存在しており、湯治場の風情が残ります。

温泉の効能から「山の薬湯」とも呼ばれているようです。4種の源泉があり、そのうちの石湯は足元湧出の青色をした湯が特徴なんですが、源泉の色によって明日の天気が分かると有名です。

濁っていると翌日は雨の日が多く、透明の日は晴れることが多く登山客などが天候の目安のしているようです。

洗い場などはなく、脱衣所も綺麗とは言えないので潔癖症の方には厳しいかもしれませんが、秘湯感は非常に高いので僕にとっては風情溢れる良い温泉でした。

宿屋のおじさんがとても親切で、山菜や漬物中心の料理は絶品で、きりたんぽ鍋もおいしくいただけます。

◆孫六温泉の基本情報

営業は通年営業

宿泊料は 11,880円(消費税・入湯税込)

日帰り入浴は 520円

乳頭温泉郷 孫六温泉
〒014-1204 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林

大釜温泉

出展:乳頭温泉郷

昔の学校の校舎のような雰囲気がある宿屋『大釜温泉』。

それもそのはず、もともと小学校だった木造建物をそのまま旅館として利用している宿だったんです。

しかし、創業後すぐに火災によって焼失してしまい、今の建物は再建されたもののようです。

標識にも「乳頭温泉小学校大釜分校 大釜温泉旅館」と遊び心ある表記がされていて、学校のイメージも大切に残してある旅館です。

一軒宿の軒先には乳頭温泉郷唯一の足湯を備えており、4月1日~10月末日まで限定で誰でも自由に利用することができます。

◆大釜温泉の基本情報

営業は通年営業

宿泊料は10,800~12,960円(消費税・入湯税込)

日帰り入浴は 600円

乳頭温泉郷 大釜温泉
〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内 先達国有林50

休暇村 乳頭温泉郷

出展:乳頭温泉郷

乳頭温泉郷の中では最も近代的な建物である『休暇村 乳頭温泉郷』。

他の宿のようのような歴史ある情緒あふれる旅館という感じではなく、外観内装ともに綺麗で近代的な建物です。

宿泊施設もあって、和和室だけでなく洋室もあり、清潔感溢れる部屋となっており、他にもキッズコーナーや図書コーナー、卓球コーナーなど施設も充実しています。

僕としては古いながらも情緒あふれる旅館で過ごしたかったので利用しませんでしたが、鄙びた所が苦手でホテルのようなところで泊まりたい方にはおすすめです。

温泉も綺麗で清潔感あり、シャンプー、ボディーソープ、ドライヤー、洗顔、化粧水、乳液など他の温泉に比較すると浴室設備も整っています。

◆休暇村 乳頭温泉郷の基本情報

営業は通年営業

宿泊料は 9,300~16,660円(消費税込)

日帰り入浴は 600円

休暇村 乳頭温泉郷
〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内駒ケ岳2−1

一本松温泉

出典:instagram(@hitoritabiok)

たつこの湯とも呼ばれる野湯『一本松温泉』。

野湯とは自然の中にある温泉で施設が何もない温泉です。

一本松温泉はもともと温泉宿があったようですが、今では脱衣所すらない完全な野湯となっています。

源泉は非常に熱いんですが沢からホースで水が引いてあるのでその水で温度調節することができます。

温泉は透明なんですが、お湯に入るとそこに溜まった湯泥が巻き上がって乳白色になりました。

◆一本松温泉への行き方

一本松温泉は黒湯温泉から約1kmほどの場所にあります。

黒湯温泉から堰堤と黒湯別荘の間の道を進み、一本松沢(川)に架かる木橋を渡って登山道に入ります。

30分ほどあるくと川を乗り越えないといけません。

石を飛び移って渡りましょう。

草木が生い茂っていて不安になるかもしれませんが、一本道なので迷いなく進みましょう!

出典:instagram(@hitoritabiok)

小さなこの看板を見つけたら到着です!

一本松温泉 一本松たっこの湯
〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内

まとめ

乳頭温泉郷は歴史ある建物と昔ながらの雰囲気を残したまさに秘湯です。

夜は暖色の優しい灯につつまれ非常に落ち着いた雰囲気になり、温泉郷の宿街を見ているだけでも心癒されます。

色々な種類の源泉を楽しむこともでき、7種の宿ではそれぞれが違った雰囲気の温泉が楽しめるのでおすすめです!

特に雪が残る季節に行くと大自然の中の雪景色を楽しみながら入浴することができるので最高ですよ!

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