出展:乳頭温泉郷
秋田県仙北市にある日本一有名な秘湯とも言われている温泉郷『乳頭温泉郷』。
乳頭温泉郷は鶴の湯・妙乃湯・黒湯温泉・蟹場温泉・孫六温泉・大釜温泉の6つの歴史ある一軒宿と近代的な宿である「休暇村乳頭温泉郷」の7つの宿から構成されています。
どの一軒宿もそれぞれに違った特徴を持っており、それぞれの宿にある温泉は自然と織りなす絶景と様々な種類の源泉で心も身体も癒されること間違いなしです!
今回はそんな乳頭温泉郷の中でも最も古い歴史を持ち、最も人気が高い一軒宿『鶴の湯温泉』についてのレポを紹介します!
新本陣・東本陣
一泊二食で14.450~19.950円。
鶴の湯では最も高い部屋なんですが、鶴の湯の中でも新しく建てられた棟なので、ある程度の快適さを求めるのであれば、こちらの部屋がおすすめです。
部屋によっては囲炉裏もついており、快適に情緒ある空間で泊まることができます。
お部屋食で洗面台、トイレも付いています。
温泉レポ!
鶴の湯温泉には白湯、黒湯、中の湯、滝の湯の4種類の泉質の異なる源泉があります。
白湯の混浴露天風呂、白湯・黒湯・中の湯にはそれぞれ内湯があり、滝の湯は打たせ湯となっています。
鶴の湯温泉で最も有名なのは白湯の混浴露天風呂です。
混浴露天風呂
出展:乳頭温泉郷
混浴風呂の源泉は白湯で別名「美人の湯」と呼ばれています。
泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)。
やはり、鶴の湯の混浴露天風呂は乳頭温泉郷の中でも最も人気がある温泉なので、日中は込み合うことが多いです。
10:00~15:00が日帰り湯の時間帯となっているので、宿泊者限定での入浴になる夜の時間帯が人も少なくおすすめです。
男性は特に気にせず入ることができますが、やはり女性は混浴に入りにくいという感じがあるみたいです。
一応女性側には囲いがあるのでしゃがみながら入れば男性から見られることも少ないかと思います。
入ってしまえば濁り湯なので見えることはありませんが、やはり女性の方は諦めて帰ってしまうかたも多いようです。
源泉は温泉の底から随時湧き出ているのびっくりしましたが、そこまで温泉のお湯は熱くもなく長くゆっくり入浴することができます。
内湯
出典:instagram(@jun2001jp)
混浴風呂だけではちょっと。。という方でも鶴の湯は男女別の内湯があるので、混浴露天風呂に入らなくても十分に温泉を満喫することが可能です。
女性側には女性専用露天風呂もあるようです。
シャンプーやシャワーもありますし、安心して入浴することができますよ!
内湯も木造建築で他の温泉では味わうことができない不思議な感覚につつまれるので最高でした。
ただしそこまで大きなお風呂ではないので、混雑時にはゆったり入るのは厳しそうです。
食事レポ!
食事は囲炉裏のある部屋では囲炉裏を囲んで食べることができます。
囲炉裏は食事の1時間以上前には火をいれてくれ、岩魚の塩焼きを焼いてくれます。
そしてなんといっても鶴の湯で有名なのが山の芋鍋です。
出典:instagram(@yuriyuri_2525)
山芋のみでつくられた団子でもっちりとした食感がたまりません!!
他にも山菜などを使った山の幸をふんだんにいただくことができ、決して豪華な料理とは言えないですが、品数も多くてボリュームもあり、お腹いっぱいになりました。
秘湯ビールというここだけでしか飲めないご当地ビールもあり、100点満点でした。
鶴の湯温泉の基本情報
営業は通年営業
宿泊料
1号館:12.800円
2、3号館:9.830円
本陣:12.250円
新本陣・東本陣:14.450円~19.950円
山の宿:17.750~23.250円
冬季の期間は別途暖房代として1,100円が加算されます。
また、1,800円で7つの温泉に各1回ずつ入浴することができる「湯めぐり帖」という入浴券を宿泊者限定で購入することができます。
日帰り湯
営業時間:午前10時から午後3時まで
入浴料600円
月曜日は清掃のため入浴不可、月曜が祝祭日の場合は直近の平日が清掃日になるのでご注意ください。
アクセス
まとめ
鶴の湯は温泉、宿泊施設ともに他の旅館では体験することのできない歴史ある情緒あふれる空間で心癒すことができます。
近代的なものはなく、不便に感じる方もいるかと思いますが、すべてを忘れて落ち着いた時間を過ごすことができます。
歴史ある場所で宿泊したい方は本陣で泊まることをおすすめします。
本陣でしか味わえない雰囲気と囲炉裏を囲んだおいしい山の料理で一生の思い出になること間違いなしです。