ヤマハMTシリーズの第2世代として開発され、2014年に発売が開始された比較的新しいバイクで、昨今人気を集めているストリートファイタータイプのバイクです。
“Sports Passion MC with Smart”をコンセプトに開発され、日本語訳は『気負うことなくモーターサイクル本来の楽しみを存分に味わう』。そのコンセプトからか、徹底的な軽量化と車体全体のダウンサイジングが行われており、車重やボディサイズは400ccクラスほどにまとめられ、大型排気量ながらも中型バイクに匹敵するほどの取り回しが楽なバイクに仕上がっています。
全回転域において滑らかでトルクフルな並列2気筒エンジンも魅力的でゆったり鼓動を感じながら走りを楽しめるのもバイクですね。
今回はそんな『MT-07』の人気おすすめマフラーと排気音をまとめたので紹介します!
※年式に関係なく紹介しているので、あくまでもマフラー選びの参考として見ていただければ幸いです。
OVER Racing:オーヴァーレーシング
三重県鈴鹿市にあるバイクカスタムパーツ製造販売をしているメーカー。
マフラーだけでなく、フレーム、スイングアーム、バックステップ、ホイールなど幅広いバイクパーツを手掛けています。
◆TT-Formula フルチタン 2-1
エキパイ、テールパイプ、サイレンサーとオールチタン製のOVER TT-Formulaマフラー。
多角形で存在感のあるサイレンサーに美しく焼き色が施されたテールパイプとエキパイで目を引くこと間違いなしです!
音量は近接で89db、加速時で82dbと控えめながらも2気筒らしい鼓動感を感じられるサウンドです。
オールチタン製なので大幅な軽量化を実現しているほか、低速時と高回転域での出力向上も実現しています。
参考価格:¥137,940(税込)
AKRAPOVIC(アクラポビッチ)
アクラポビッチはスロベニア共和国で1992年に設立されたエキゾーストマニホールド、マフラーを製造しているメーカーです。
ヨーロッパ最大級のエキゾーストメーカーであり、MotoGPやWSBKなど多くの二輪モータースポーツで採用されています。
◆レーシングフルエキゾーストマフラー
2-1集合方式のチタン製フルエキゾーストマフラー。
世界のレースシーンで培った技術が活かされており、徐々に径が太くなるパイプのコニカルヘッダーやクロスオーバーパイプによって、全回転域でのパワーアップを果たすことが可能です。
サウンドはかなり爆音で2気筒とは思えないほどの迫力あるエキゾーストノートです。
爆音が苦手な方は日本の規制に対応したJMCA仕様のマフラーもあるのでそちらがおすすめです。(2つ目の動画がJMCA認定マフラー。)
参考価格:¥135,307(税込)
SP忠男
かわいらしい目のマークで有名な国産ブランドSP忠男。
マフラー1つで大きくバイクの特性を変えられることから30年間に渡り性能創りにこだわって常にトップクラスの人気を集めているメーカーです。
◆POWERBOX FULL“SS”
SP忠男を代表するエキゾーストシステム「パワーボックス」。
超軽量ステンレス製で大幅な軽量化を実現し、ショートサイレンサー&ダウンマフラーによってマスの集中化が図られています。
ビッグツインの鼓動感が感じられる心地の良いサウンドにパワーボックスによって引き出される加速感は最高です。
音量は近接で94dB、加速時で80dBとなっており政府認証マフラーです。
参考価格:¥118,185(税込)
SC-PROJECT(SCプロジェクト)
MotoGP、Moto2、Moto3、WSBKなどの世界的な二輪レースにおいて絶大的な人気と成果を収めているエキゾーストメーカー。
ホンダのRC213Vにも採用され、MotoGPチャンピオンに輝き、レースでも実績を残しています。
◆コニックサイレンサーブラックエディション&フルエキゾーストシステム 2-1
艶消しブラックのダウンマフラーで締まった印象を与えるコニックサイレンサーブラックエディション。
大径リンクパイプに交換されたエキゾーストシステムによって大排気効率となり、中高速でのトルクとバワーの向上を実現。さらに50%以上もの軽量化にも成功しています。
ブラック塗装はマットブラック耐熱セラミック塗装が施されており、耐キズ・耐摩耗・耐熱にも優れています。
消音バッフルがインストールされているので脱着によって音量調節が可能です。
参考価格:¥115,940(税込)
◆ CR-Tサイレンサー&フルエキゾーストシステム 2-1
超ショートなサイレンサーに垂直にカットされたテールエンドが無い形状が特徴的なCR-Tサイレンサー。
ベンチテストでは中高速でのトルクとバワーの特性向上を記録しています。また、チタン製のショートマフラーのより、純正重量7.2kgから2.8㎏という超軽量化を実現しています。
サウンドは爆音が多いscprojectのなかでも最高レベルにうるさいんじゃないかと思えるくらいのサウンドで、爆音好きにはたまらない音量だと思います。笑
サイレンサー部分はチタンとカーボンの2種類から選択することができます。
参考価格:¥111,265(税込)
BEAMS(ビームス)
ビッグスクーターを皮切りに4ミニからビッグバイクまで幅広くマフラーをラインナップするビームス。高性能且つリーズナブルで人気の高いメーカーです。
◆CORSA-EVO II フルエキゾーストマフラー
2-1集合方式のカーボン製テーパーエンドが美しいCORSA-EVO IIマフラー。
開発ではミリ単位の調整が行われ、全回転域においてスタンダードを上回るパフォーマンスを発揮する事に成功しています。
エキゾーストパイプはステンレス製で排気熱が非常に高いMT-07にも耐えるため、焼けを防止する特許処理法の特殊ナノ処理が施され、半永久的にステンレスの美しい輝きを保つようになっています。
サイレンサー部分はステンレスと焼き色が美しいヒートチタンの2種類から選択可能です。
参考価格:¥126,203(税込)
r’s gear(アールズギア)
1998年に三重県亀山市で創業された比較的新しいバイクパーツ、マフラーメーカー。
全ての製品が車検対応となっており、豊富なサイレンサー形状とデザインから選択することが可能。
◆ワイバンリアルスペック シングルタイプマフラー
差し込み側は真円でテールエンド側につれ異形ひし型へと断面形状が変わっていくサイレンサーが特徴的なワイバンリアルスペック。
エキゾーストパイプからサイレンサーまで全てにおいてチタン材を使用し、大幅な軽量化とパフォーマンスの向上を実現しています。
全回転域でパワーアップしながらも長距離ツーリングにおいても疲労を低減させる出力特性に調節されています。
サイレンサーはチタンポリッシュとチタンドラッグブルーの2種類から選択できます。
参考価格:¥175,560~(税込)
YOSHIMURA(ヨシムラ)
1954年に創業されたオートバイ部品の製造メーカーで全日本ロードレース選手権や鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦したり、ヨシムラカスタムのコンプリートバイクなどの販売も行っている日本を代表するカスタムパーツメーカーです。
◆R-11 サイクロン EXPORT SPEC
ヨシムラを代表するマフラー「サイクロン」。MT-07をよりシャープにスポーティーな印象にさせるようなポジションとなっており、マスの集中化とバンク角の確保も行われています。
アクセルレスポンスの向上も実現しており、高回転域での大幅な出力アップも可能にしています。
サウンドは日本の規制に対応しながらも重低音が効いた心地の良いエキゾーストノートとなっています。
サイレンサーカバーはステンレス、メタルマジック、チタン、チタンブルーの4種類から選択可能です。
参考価格:¥122,204~(税込)
BEET(ビート)
1982年に大阪で設立されたバイクパーツメーカー。
川崎重工業との共同開発でレーシングマフラーを開発したり、ASIA600でシリーズチャンピオン獲得するなどレース実績も高いメーカーです。
◆NASSERT Evolution TypeII
太めのサイレンサーに美しい焼き色が施されたチタン製テーパーエンドが特徴のNASSERT Evolution TypeII。
2気筒独特のサウンドを奏でながらも排ガス規制に対応し、チタンエキゾーストパイプの表面をヒートフィニッシュ仕様にすることで美しい外観と耐汚性をも備えています。
出力特性ではトルクの谷を無くしてフラットな特性に、低速から高速域にいたるまでスムーズな加速感で非常に扱いやすくなっています。重量も純正と比較して29%の軽量化を実現しています。
サイレンサー部分はクリアチタン、ブルーチタン、メタルブラックから選択することができます。
参考価格:¥186,220~(税込)
Two Brothers Racing(ツーブラザーズレーシング)
アメリカのカリフォルニア州コロナで30年以上にわたり、エキゾーストシステムを手掛けているメーカーで、最高品質の素材を使用し、すべての排気システムは手作業でTIG溶接がされています。
◆S1R カーボンサイレンサー フルエキゾーストマフラー
美しいカーボンのサイレンサーにボルトむき出しのブラックテールエンドがTwo BrothersらしいダウンマフラーのS1Rサイレンサー。
アメリカ国旗をモチーフにしたロゴが結構目立ってワンポイントとなっています。
サウンドはバリバリという迫力あるサウンドでなかなか厳ついエキゾーストノートとなっています。
参考価格:¥98,511~(税込)
SCORPION(スコーピオン)
スコーピオンは1992年にイギリスで設立されたエキゾーストメーカー。
豊富なエキゾーストシリーズはレースにも採用されており、WSBKやスーパーモトレースなどオンロードだけでなく、オフロードレースでもマフラーが使われています。
◆セルケトテーパー フルエキゾーストマフラー
多角形のサイレンサーエンドに近づくほどに大径になっていく形状が特徴のセルケトテーパーシリーズマフラー。テーパーエンドに排気口にはサソリの毒をイメージした赤いリングが入っているのもポイントです。
サウンドは結構爆音で特にバッフルを外すとかなり迫力あるエキゾーストノートを奏でます。
エンド形状はマットブラック仕上げとなってり、サイレンサーはステンレス、カーボン、チタンの3種類から選択できます。
参考価格:¥82,288(税込)
まとめ
以上、MT-07のおすすめ人気マフラーをいくつか紹介いたしました。
どのマフラーも高パフォーマンス、高品質で非常におすすめできるマフラーばかりです。
MT-07は国内モデルと海外モデルがあることや海外でも非常に人気が高いこともあり、日本製、海外製問わず多くのマフラーがラインナップされています。
今回紹介したマフラーもそんな中のほんの一部ですが、マフラー選びの参考になれば幸いです。