日本の水道水は世界的に見ても非常に安全な水と言われ、飲料水として飲むことも問題はないと言われています。
しかし、水道水は塩素が入っているから危険という人もいたり、天然水よりも安全という人もいたりと実際のところ、本当に健康上問題はないのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
毎日使う水だからこそ、メリットデメリットは知っておきたい!
今回はそんな水道水について調べてみました。
水道水を飲むメリット!
安全性が高い!
日本の水道水は世界で最も安全性が高いといわれるくらい安全性が高いものとなっています。
ミネラルウォーターは食品衛生法によって安全基準定められていますが、水道水は水道法によって規定されています。
食品衛生法のほうが安全のように感じてしまいますが、実は水道法による安全基準のほうがチェック項目も多く、基準値についても厳しくなっているんです。
細菌や成分などのチェック項目は50以上にも及び世界でもトップレベルの安全基準が確保されています。
塩素が気になる方も多いかと思いますが、水道水に含まれる塩素はごく微量であり、毎日飲んでも健康上悪影響を与えることは基本的にありません。
むしろこの塩素のおかげで殺菌され、世界トップの安全性を誇っています。
コストパフォーマンス
水道水を飲み続けるメリットとしても大きいのはコスト面でしょう。
水道水は地域によっても異なりますが、1リットルで約0.2円。
対してミネラルウォーターはその約1000倍の価格となってしまいます。
毎日水を飲み続けることを考えると非常に大きいメリットのひとつだと思います。
水道水は腐りにくい!
水道水には塩素が含まれており、ミネラルウォーターと比較して腐りにくくなっています。
製氷機で氷を作る場合においても、水道水は腐る心配がないため、ミネラルウォーターよりも適しています。
また、ミネラルウォーターのように機械の中でミネラル成分が固まってしまうこともなく、飲むこと以外でもメリットは多いです。
ちなみに、加湿器などで使う場合においても雑菌が繁殖しにくいため、水道水のほうが適しているとされています。
水道水を飲むデメリット!
種類が選べない!
ミネラルウォーターは軟水、硬水などの硬度から味や成分、産地など様々な種類の水から自分に合ったものを選択することができます。
その点、水道水は自分の住んでいる地域での水道水一択しか選べません。
味もミネラルウォーターと比較すると、やはりカルキの味が残ってしまうのでデメリットと言えるでしょう。
しかし、水道水を飲むデメリットとしては正直このくらいだけだと思います。
料理に使用する場合においてもこのカルキ臭は残ってしまうことがあるので、基本的に料理はミネラルウォーターを使用する方が美味しく仕上がるでしょう。
水道水の塩素(カルキ)の抜き方
やはり水道水でどうしても気になるのが塩素だろうと思います。
氷を作る場合などはそのまま使用したほうが良いものの、飲料水としては抜いた方が美味しいです。
塩素を抜く最も簡単な方法としては浄水器を使用する方法。
取り付けるだけで簡単に塩素を除去することができ、美味しく水を飲むことができますが、定期的なカートリッジの取り換えが必要です。
定期的に取り換えを行わないと、浄水器内で雑菌が繁殖してしまう恐れもあるので注意しましょう。
私も浄水器を使用していますが、定期的にカートリッジが家に届けられように契約しています。
浄水後に電気分解してアルカリ性の水を生成することができる整水器もおすすめ。
塩素は水道水を5分以上沸騰させることでも抜くことが可能です。
塩素を抜いた場合は数日で雑菌が増えてしまうのですぐに飲むか使用するようにしましょう。
まとめ
水道水を飲むメリットとデメリットを紹介しました。
正直、味や硬度にこだわりが無ければ、水道水を飲むことにデメリットは無いと思います。
健康上に影響を与えることもないので、世界でもトップレベルの水道水を飲まないともったいないかもしれません。
ただし、家の近くで水道管や消火栓の敷設工事が行われていたり、火事などが起きて消防車が消火栓を使用している場合などは錆びなどが水道に流れ、赤水がでてくる恐れもあるので注意しましょう。