ズーマーのエンジンがかからない!原因と対処法を解説します!

人気の高い原付スクーター「ズーマー」。四角いボディに二灯ヘッドライト、フレーム丸出しのシートなど唯一無二のデザインでおしゃれですよね!

今回はそんな「ズーマー」のエンジンが掛からなくなってしまった時の原因と対処法を解説します!

 エンジンがかからない原因

◆バッテリーが完全に上がっている場合

ズーマーのエンジン始動方式は「セルフ式」と「キック式」の2つがあります。

セルフ式はセルフスターターといって、スイッチを押してエンジンをかける方法です。バッテリーが弱っている場合、このセルが回らずエンジンがかけらない場合があります。しかし、少しでもモーター音がする場合はキック式でエンジンをかけることが可能です。

バッテリー上がりの場合、セルモーターを回す電力が無くてもほとんどの場合、エンジンに点火する電力くらいは残っています。ですので、バッテリーが上がっていようと多くの場合、キックでエンジンを始動することができます。

滅多にありませんが、セルスイッチを押しても少しもモーター音がしないような「完全にバッテリーが死んでいる」場合においてはキックでもエンジンが始動できない場合があります。その場合はバッテリーを新品のものに変えるのが無難でしょう。

バッテリーが上がる直前までセルを回せていたのであれば専用のバッテリー充電器で充電するだけでも復活すると思いますが、もともとキックでも始動できないほど電力が弱っていたのであれば交換した方が良いでしょう。バッテリーはエンジンをかけているとオルタネータと呼ばれる充電器で勝手に充電されているので、もともと電力が弱っている場合はサルフェーションと呼ばれるバッテリーの劣化現象が起きている可能性があります。充電しても完全に回復することはないので新しいものに取り換えた方が無難です。

・バッテリーの交換方法

ズーマーのバッテリーはフロントのボディ内に入っています。

下記画像の青丸部分のネジを左右4カ所外してください。

ネジを外せばカウルを手前に少し強めに引っ張れば外すことができます。するとバッテリーが現れるのでバッテリーを固定しているステーと配線を取り外せば交換することができます。

バッテリーを外す際は必ずマイナス端子側から外します、次にプラス端子を取り外しましょう。反対に取り付ける際はプラス端子側から取り付けてください。

ズーマーの純正バッテリーはGS YUASAの「YTZ7S」になるんですが、このバッテリーは1万円ほどとなかなか高価なので、互換品の「CTZ-7S」が3000円ほどと安くておすすめです。

◆プラグが原因の場合

キック式でもエンジンが始動しない場合、最も可能性が高いのが点火プラグです。

プラグは火花を散らしてエンジンに点火する役割を担っています。プラグにカーボンなどの汚れが付着しているとミスファイヤを起こしてしまいセルが回っていてもエンジンがかかりません。エンジンが掛かったとしても正常に火花が散らずエンジンの不調の原因にもなります。

改善方法としては ①プラグを清掃する ②プラグを新品に交換する のどちらかです。

・プラグの清掃方法

ズーマーのプラグは足元の燃料コックがあるカバーを開け、その右隣にあるツマミのついたカバーを取るとプラグ差込口が出てきます。

プラグキャップを外し、16mmのプラグレンチで取り外すことができます。プラグの汚れがひどければウエスなどで拭き取りましょう。ワイヤーブラシなどでこすり取る人もいますが金属製ブラシで擦ってしまうとプラグを傷めてしまうことになるのでやめておきましょう。

専用のプラグクリーナーとウエスをつかって拭き取ることが好ましいですが、プラグクリーナーが無い場合はパーツクリーナーでも構いません。最悪ウエスだけで拭き取るだけでもOkです。もう一つの応急的な方法としてはライターなどであぶって汚れを燃やしてしまうという方法もありますが、できるだけやらないほうが良いでしょう。

・プラグの交換方法

汚れがひどい場合などは新品のプラグに交換しましょう。ズーマーの純正プラグはイリジウムプラグ【NGK CR8EHIX-9】となっています。

価格も千円ちょいなのでそこまで高価なものでもありません。プラグを取り付ける際はきつく締めすぎないようにしてくださいね。

他のに考えられる原因。

エンジンがかからなくて焦っていると意外と気付かなかったりすることがあるものが

1、ガソリン切れ

ガソリンはしっかりと入っていますか?
あまりガソリンメーターを見ていなくて無くなっていることもあります。恥ずかしながら私は何度かありました(^^;)

、イタズラ等によるホース抜け、切断

キャブレターに続いているホースなどが外れていたりしませんか?
質の悪いイタズラで外されていたり切断されていたりすることもあるようなので外から触れる車種は注意して下さい。

最終的に考えられものがエンジン関係ですが、エンジンとなると素人ではなかなか難しいのでバイク屋さんでプロに任せたほうが良いでしょう。

まとめ

エンジンが始動できない場合考えられる原因が

・バッテリー切れ ・スパークプラグ ・ガソリン切れ ・イタズラなどによるホース切断や抜け ・エンジン関係

などです。

ほとんどの場合、スパークプラグに原因があることが多いですね。エンジン関係となると素人では非常に難しいのでプロにお任せしましょう!

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