バイクのビキニカウルとはどんなもの?種類や効果はどのくらい?

ネイキッドバイクでは定番カスタムのひとつでもあるビキニカウル。

ビキニカウルは見た目がかっこいいというだけではなく、走行風を整流するといった目的をもって作られたパーツでもあります。

今回はそんなビキニカウルとはどういったものなのか、装着した効果はどのくらいあるのかをお話しします。

ビキニカウルとは?

ビキニカウルは走行風を整流するための「カウリング」や「フェアリング」と呼ばれる外装パーツの中のひとつになります。

ビキニカウルはヘッドライトを覆いかぶせるように取り付けるカウルのことをいいます。

ハーフビキニカウル

ヘッドライトに取り付ける似たような外装パーツにはビキニカウルの他にも、ハーフカウルやロケットカウル、スクリーンなどがありますが、ハーフカウルは文字通りヘッドライトの半分のみ、ロケットは車体部分まで覆う丸みを帯びたカウル、スクリーンはカウル部分が無く、ヘッドライト部分に付けるスクリーンのみです。

ネイキッドスクリーン

ロケットカウル

ビキニカウルの効果は?

フルカウルなどはバイクとライダー全体の空気抵抗無くしたり、ダウンフォースを発生させ、タイヤのグリップを増したりするために設計されています。

しかし、残念ながらビキニカウルには運転していて効果が分かるほど、空気抵抗を無くしたり、ダウンフォースを発生させたりすることはありません。

ビキニカウルは正面から当たる風を除けてくれるくらいの効果になります。正直通常走行では全く効果は分からないくらいです。笑

しかし、高速道路などで高速走行を行う場合にはビキニカウルを取り付けているだけでも効果は期待できます。

身体を完全に起こしていても、腹回りに当たる風圧が軽減できますし、ビキニカウルに隠れるようにタンクに伏せて運転するとかなり風を防いでくれます。向い風の場合などは余計に効果を体感でき、風圧による疲労軽減にはある程度の効果を発揮します。

あとは、メーター回りやタンクに付く汚れを防いでくれるといった効果もありますね。

しかし、そこまでの走行風を受けるほど高速走行をすることって、なかなか無いと思いますし、そもそもネイキッドバイクがそこまでスピードを出したり、タンクに伏せてまで運転することもあまりないと思います。

ビキニカウルを付けるのは見た目のかっこよさで決めているライダーが多いことも事実です。

ビキニカウルのおすすめメーカーや種類

◆CHIC DESIGN(シックデザイン)

シックデザインは1984年に埼玉県でカスタム工房として創業されたメーカーです。現在はオリジナルバイクパーツの企画、製作、販売を行っているカスタムパーツメーカーです。

元々がカフェレーサーなどのカスタムを手掛けていたこともあり、ビキニカウルもシックなオールドデザインが多く、日本製ならではの精密で綺麗な仕上がりが好評なメーカーです。

・ロードコメット

ロードコメットはシックデザインを代表する美kにカウルでオールドルックな見た目が人気です。

・ロードコメット2

ロードコメットの若干形状が異なるモデル。

ロードコメットクラシック

ロードコメットの凹凸が少なく丸みを帯びたモデルでより、オールドルックな見た目になっているモデル。

・ティーラロケットヘッドカウル

主にハーレーダビットソンなどのアメリカン用のクラシカル&カフェレーサースタイルに適したモデル。

・マスカロード

他のモデルよりもエッジが効いて角ばった造形デザインが特徴的なモデル。

◆MADMAX(マッドマックス)

他のメーカーよりも非常に安価で提供しているカスタムパーツメーカー。

とにかく安くビキニカウルを付けたいという方にはおすすめのメーカーです。

・汎用ビキニカウル

ライトサイズが180Φ適合であればどんなバイクにも取り付け可能な汎用ビキニカウル。

他のビキニカウルが20,000円~30,000円ほどするのに対し、MADMAXのビキニカウルは約4,500円と非常に安価です。



MADMAX マッドマックス/Φ180 汎用ビキニカウル 汎用

◆ ワイズギア

ヤマハに乗っている方であれば非常におすすめできるメーカーがワイズギアです。

ワイズギアはヤマハの純正オプションパーツなどを手掛ける子会社なので、非常に信頼できるブランドです。

・ワイズギアビキニカウル

オールドチックな丸みを帯びたカウルに角ばったスクリーンが特徴的なカフェレーサー風ビキニカウル。

◆K’s-STYLE(ケイズスタイル)

カワサキ車両用に各車両別カスタムパーツや汎用カスタムパーツなどを手掛けるメーカー。

カウルだけではなく、フレーム、スライダー、ローダウンキット、シート、レバー類、サスペンションなど幅広く手掛けているメーカーです。

・ビキニカウル

K’s-STYLEがシックデザインと協力して販売したモデル。シックデザインということでロードコメットに似た形状になっています。

・カフェスタイルカウル

カワサキW800用に作成されたオールドカフェスタイルのビキニカウル。

まとめ

ビキニカウルは見た目のスタイルやカッコよさで選択するのが1番良いと思います。

防風効果はそこまで高くありませんが、高速走行などが多い方やロングツーリングが多いライダーにとっては風圧による疲労軽減効果はあります。

取り付けはそこまで難しいものではないので個人でも工具があれば比較的簡単に取り付け可能なので挑戦してみてください。

汎用モデルだけでなく、車種専用モデルであっても形状によっては別車種にも取り付けることは可能ですが、ライト径やウインカーが干渉しないかなどを確認してから購入しましょう。

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