ヤマハの50cc原付オフロードバイクDT50のスペックやおすすめカスタム紹介!

林道や未舗装道路なども臆することなく走り回れるオフロードバイク。中排気量に多いオフロードモデルですが、原付である50ccにもいくつかのモデルが販売されています。

今回はヤマハから1982年に発売された「DT50」のスペックやおすすめカスタムなどを紹介したいと思います。

DT50ってどんなバイク?

1982年に発売されたヤマハのオフロード原付【DT50】。ヤマハ2ストの名車であるRZ50譲りの水冷2スト単気筒エンジンを搭載し、原付では最高馬力となる7.2馬力を発揮。前後共にドラムブレーキ、標準でリアキャリが付いているのでツーリングにも便利です。車体も乾燥重量で76kgと非常に軽量で取り回しはかなり楽です。

また、6速ミッションで、ホイールサイズはフロント19インチ、リア17インチのフルサイズボディで、このタイプには珍しくタコメーターが標準装備されています。日本では1997年に生産終了しましたが、欧州では生産販売されており、2010年には前後ディスクブレーキ仕様のDT50R、モタード仕様のDT50Xが販売されています。

◆基本スペック

メーカー ヤマハ エンジンタイプ 2サイクル・水冷・ピストンリードバルブ
モデル名 DT50 エンジン始動方式 キック
タイプ・グレード 最高出力 7.2ps(5.3kw)/8500rpm
動力方式 最大トルク 0.62kg・m(6.1N・m)/8000rpm
型式 17W 車体重量(乾燥重量) 76kg
排気量 49cc 車体重量(装備重量) 87kg
発売開始年 1996年 パワーウエイトレシオ 10.6kg/PS
燃料消費率 80 km/L ( 30 km/h走行時) 全長・全高・全幅 1905mm × 1100mm × 775mm
燃料タンク容量 8.5リットル シート高
航続可能距離 680.0km(概算値) フロントタイヤサイズ 2.50-19 4PR
燃料供給方式 キャブレター リアタイヤサイズ 3.00-17 4PR

おすすめカスタムパーツ

◆プログレス・レーシングCDI(デイトナ)

CDIは簡単に言うとスパークプラグを点火させる装置であり、ノーマルのCDIではスピードリミッターが付いているため、60km/h以上のスピードが出ないように点火タイミングを遅らせたり、電気信号を止めたりしています。そこで、社外品のCDIに変更することでスピードリミッターを解除することができます。

さらに、CDIの変更はリミッターをカットするだけではなく、点火特性を変更することによって、ノーマルよりも出力特性を向上することが可能です。カプラーオンで取り換え可能なので誰でも簡単にカスタムすることができます。

デイトナ製のプログレス・レーシングCDIは、ノーマルエンジンにベスト点火のCDIであり、点火特性の見直しを図り進化したアナログタイプの最高峰です。また、パワーフィルターやチャンバーなどを装着したカスタムマシンにも対応しています。



DAYTONA デイトナ/プログレス・レーシングCDI DT50

◆ ドライブスプロケット(キタコ)

デイトナ製のスプロケットはS45C(高炭素鋼)を使用したスプロケットで軽量かつ高い耐久性を誇るもので非常におすすめです。

スプロケットはフロント側(ドライブスプロケット)とリア側(ドリブンスプロケット)があります。フロントのドライブスプロケットは丁数を増やすことで最高速が上がり、逆に丁数を減らすと加速力が上げることができます。フロントのドライブスプロケットは丁数を1丁変えるだけでリア側よりも特性が大きく変わってしまうので、1~2丁くらいの幅での変更がおすすめです。

細かく調整したい場合はリア側のほうが調整しやすいとは思います。ちなみにリア側のドリブンスプロケットは丁数を減らすことで最高速を上げることができ、逆に丁数を増やすと加速力が上がります。

DT50のノーマル丁数はドライブ(前) 12T、ドリブン(後) 48Tとなっています。



キタコ KITACO/ドライブスプロケット (フロント) DT50

◆ ビッグキャブキット ミクニVM Φ20(キタコ)

キタコ製のビッグキャブキットは、主に2ストロークミッション車にラインアップしているものです。ノーマルの排気量からボアアップ車まで幅広く対応してあり、扱いやすい特性なので違和感なく使用できるキャブレターです。また、分離給油仕様となっているのでストリートでの使用にも最適です。



キタコ KITACO/ビッグキャブキット ミクニVM Φ20 DT50

まとめ

DT50は古いバイクで入手してもボロボロのものが多かったりと整備が大変なぶぶんもありますが、原付にしてはパワフルなエンジンで林道であっても急坂ではない限り走破することができます。

前後ドラムブレーキで効きはそこまで良くありませんが林道をメインで走るのであればそこまでのブレーキ性能はいりませんし、結構楽しめるバイクだと思います。

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