バイクの一発試験で二輪免許を取得!技能試験の減点項目

飛び込み試験、一発試験での普通自動二輪免許(中免)の取得について

実際に私が普通自動二輪免許(中免)と大型二輪免許を
一発試験で取得した経験を踏まえてご紹介しています。

今回は、一発試験の技能試験減点項目です。

一発・飛び込み試験で二輪免許を取得!各回はこちらから

いくら練習して運転技術を身に付けて、一発試験に挑んでも
減点項目に何があるのかを分かっていなければ合格は難しいです。

一発試験の技能試験は100点からの減点方式です。

全てのコースを走り切って70点以上の持ち点が残っていれば合格です。

また70点以下になるとその場で試験は中止となります。

この仕組みと減点項目を理解していないと
何気なく行う自分の運転が減点されていることがよくありますので注意しましょう。

また、減点は試験官の裁量にもよるので
ほかの受験者からの情報収取も重要です。

減点項目をまとめていますが完璧ではないため
試験の申し込みの際に渡される減点項目等が載った資料にもしっかりと目を通すようにしてください。

試験中止項目

・転倒
転倒及び転倒を防ぐために足をついた場合。

・発進不能
同じ場所でのエンスト連続4回した場合。
青信号を見送った場合。

・ふらつき
著しいふらつきがある場合。

・逆行
坂道発進で大きく(1m以上)後退した場合。
反対車線を走行。

・接触
他の車両やガードレール等に接触した場合や、その恐れがある場合。

・脱輪
縁石への乗り上げ、直線狭路台(一本橋)からの落下。

・通過不能
同じ場所で切り返しを4回した場合。
直線狭路台(一本橋)やスラローム、S字、クランクで足をついた場合。

・右側通行
道路の右側を通行。

・進行妨害
優先車両への進行妨害。

・信号無視
信号無視及び停止線を越えた場合。

・後車妨害
安全間隔を怠り、又は進路変更の時期を失い後車の妨害になった場合。

・追い越し割り込み
追い越し違反、割り込み違反。

・指定場所不停止
止まれの標識で止まらなかった場合。

・踏み切り不停止
踏み切りで一時停止しなかった場合。
踏切内でのエンスト及び踏切鳴動に気付かず侵入した場合。

・安全運転義務違反
運転によって、他者に危険を及ぶ恐れがある場合。

・指定速度到達不能
急制動において、2回指定速度(40km/h)に達さなかった場合や、急制動開始線の手前で制動を開始した場合。

・急停止区間超過
急制動において、停止線を超過した場合。

こちらの項目はどれだけ完璧に100点満点で走行していても
1度のミスで試験中止となります。
また、「ふらつき」は試験官によって裁量は異なりますので
少しもふらつかないように意識はしておいた方がいいでしょう。そして、私が試験場でよく見かけたのは「転倒」です。転倒といってもバイクを倒したわけではなく、足つきでの試験中止です。転倒を防ぐための足つきとなっていますが
一時停止時などで右足からついた場合などで一発中止になっていました。試験官によって異なると思いますがその試験官によると、
右足は後輪ブレーキですので左足より先に離した時点で転倒を防ぐための足つきとみなすようです。どれだけ腑に落ちないことでも試験では試験官が絶対ですので注意しましょう。コースを全部走り切って発着点での停止で試験中止なんてことにならないよう
必ず左足からの足つきを心掛けましょう。 

20点減点項目

・速度超過
5km/h以上の速度超過。

・曲がり角における制動
ブレーキをかけながらカーブなどを曲がった場合。

・徐行義務違反
徐行場所(右左折、見通しの悪い交差点など)で徐行しなかった場合。

・安全間隔不保持
障害物で50cm以上、人が乗っているで1m以上間隔をあけなかった場合。

・逆行
坂道発進等で50cm以上100㎝未満の後退。

・接触(小)
コーンなどに軽く接触した場合。

接触(小)はあるようでないものと思っていた方が良いです。
接触すれば試験は、ほぼ中止です。反対に接触してないのに20点減点される可能性もありますのでコーンなどとの
間隔は余裕を持ちましょう。(減点箇所の開示がないので減点されていても分かりません)カーブに差し掛かる場合はカーブまでに必ずポンピングブレーキをおこなって
カーブ中にはブレーキを踏まないようにしましょう。

10点減点項目

・安全確認義務違反
左右後方巻き込み確認等の忘れ

・乗車姿勢
ニーグリップ(タンクを膝で挟む)ができていない。
つま先が外に開いている。
左足がシフトペダルの上に乗っていない。
肘が張っている。
ニーグリップ
ブレーキ及びクラッチレバーが指4本で操作できていない。

・速度超過
5km/h未満の速度超過。

・ふらつき(小)
少しのふらつき

・進路変更
前を見ずに後方確認しながらの進路変更など

・進行妨害
優先車両の進行を妨害する恐れがある場合。

・足つき
バランスを崩して足を付いた場合。

・停車位置
発着点に停車させるときに、縁石から30cm以上離れている。

・逆行
坂道発進で若干後退した場合。

・加速不良
加速不足で、円滑な交通の妨げになる場合。

・課題外速度
制限速度から10km/h以上遅い場合。

「安全確認義務違反」での減点超過がかなり多いと思います。
試験官に分かるように安全確認を行わないといけないため
これでもかと思うくらい首を回して安全確認を行った方が無難です。
また、交差点などでの左右確認は右から行うようにしてください。出発時の安全確認で減点されている方が多いため別ページで解説しています。「乗車姿勢」に関しては緊張でガチガチ状態で肘が張っていたりしても
減点対象になりますので力を抜いて楽な姿勢を維持するようにしましょう。
しかし、ニーグリップはしっかりと維持するように。「足つき」は停止時にふらついて左足をついた場合です。
右足の足つきはふらつきに関わらず試験中止と考えていた方がいいでしょう。「停車位置」私が試験を受けた時は、発着点の看板に前輪を合わしてしっかりと
左に寄せて停車するように言われました。

5点減点項目

・合図
合図出し忘れ
合図が遅すぎる又は早すぎる場合。
合図の消し忘れ。

・サイドスタンド
乗車前にサイドスタンドを払わなかった場合。

・バックミラー
バックミラーを合わせなかった場合。

・ニュートラルランプ
乗車時のニュートラルランプを確認忘れ。

・右左折
右左折時の膨らみ、逆方向に振ってから曲がる場合。
右折時、交差点の中心付近を通らなかった場合。
センターマークを踏んだ場合。

・進路変更
右左折する30m手前で進路変更が完了していない場合。

・直線狭路台(一本橋)
目標タイム7秒から1秒早くなるごとに5点減点。

・スラローム
目標タイム8秒から1秒遅くなるごとに5点減点。

・エンジンブレーキ
下り坂でエンジンブレーキを使わなかった場合。

・空ぶかし
クラッチが繋がっていない状態でエンジン回転を上げすぎた場合。

指示器の「合図」は、
右左折時の交差点進入30m手前から開始する。
進路変更動作の3秒前に方向指示器を点滅させる。

を守るように注意してください。右折→右折 などのように30m内に連続する場合は合図は出しっぱなしで結構です。一本橋やスラロームは失敗すると試験中止になってしまいますので
5点減点は気にせずに通過できるタイムで行ってください。

特別5点減点項目

・ポンピングブレーキ
30km/h以上から減速するときにポンピングブレーキを行わなかった場合。

・停止ブレーキ
停止中にブレーキを離した場合。

・エンスト
同じ場所での2回エンストで10点減点
3回目で15点減点
4回目で試験中止。

・切り替えし
同じ場所での2回切り返しで10点減点
3回目で15点
4回目で試験中止。

エンストしてパニック状態になっている人を見かけますが
1回のエンストでは減点はありませんので落ち着いていきましょう。

まとめ

減点項目は把握できましたでしょうか?

知らないうちに細かな減点をされている方が多いので
しっかりと把握して注意するようにしてください。

また、減点項目をまとめていますが試験官によって基準は様々ですし
完璧ではございませんのでご注意ください。

しかし、これらの減点項目に注意して運転ができれば
確実に合格はできると思いますので頑張ってください。

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