族車のベースとして人気が高い旧車バイクまとめ!車種別コールも

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暴走族や旧車會など、ネイキッドバイクを改造して、コールを奏でながら走り回るバイク。いわゆる「族車」や「族単」。

三段シートやロケットカウル、風防、直管、ピヨピヨバイザーなどのカスタムパーツなどをつけて派手目な改造をすることが多いのだが、ベース車両はどんな車種が使われているのだろうか?

基本的には迷惑行為が多く、嫌悪感を抱かれることが多い族車だが、そういう自分も高校時代に乗っていたゼファー400は元暴走族の先輩から譲り受けた族車だった。

今回はそんな族車で人気の高いベースバイクを紹介する。

ホンダ

・CBX400F

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1981年にホンダから発売されたネイキッドバイク。

空冷4ストローク4バルブDOHC4気筒エンジンを搭載し、当時の400ccクラスでは最高クラスの最高出力48馬力を記録している。

現在でも非常に人気の高いバイクで当時の新車価格は約50万円程度だったが、今では中古で100万円、状態が良いものであれば300万円越えるのもざらである。

独特なホイールとテール形状が特徴でBEETのアルフィンカバーなどのカスタムが人気。

・CBホークシリーズ(バブ)

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通称「バブ」と呼ばれるホンダ「CB400T HAWK-II」「CB400N HAWK III」「CB400D SUPER HAWK III」「CB250T HAWK」「 CB250N HAWK」「CB250NA SUPER HAWK」などの250cc及び400ccのホークシリーズ。

族車のベース車両としても人気が高く、「バブ」という呼び名は「バー↑ブー↓」と聞こえる排気音から来ているらしい。いわゆる吸い込みの音である。

1970年代後半から発売されたホークシリーズは空冷4ストローク2気筒SOHCエンジンを搭載しており、パラレルツインエンジンからの独特の排気音はコールとしても非常に人気が高い。

・CBR400F

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CBX400Fが発売された2年後にフルモデルチェンジして発売されたのがこのCBR400Fである。

見た目はレーサーレプリカからカウルをはずしたような感じで、四角形のヘッドライトが特徴。このバイクも族車のベースにも人気が高い1台である。

空冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒エンジンを搭載し、最高出力はなんと58ps/12,300rpmを誇る。回転数に応じてバルブ数が切り替わる可変バルブシステムが採用されている。

・JADE(ジェイド)

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上記で紹介してきた車種は旧車として非常に人気が高く、今購入しようとするとプレミア価値が付いて非常に高価だが、比較的今でも安価で購入できて人気なのはJADEだろう。

1991年に発売され、250cc水冷4ストロークカムギアトレーン4バルブDOHC4気筒エンジンを搭載している。カムギアトレーンの独特な音は好き嫌いが分かれるが、中古価格で30万円前後で購入できるため、おすすめ。

カワサキ

・Z400FX(フェックス)

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個人的には1番好きなZ400FX(フェックス)。自分のゼファーもフェックスの外装付けてカスタムしていましたね。

1979年に発売され4気筒400ccモデルが全メーカー通じて久々の発売であったため、当時の人気は絶大であった。

現在では状態の良い車両は少なくなり、プレミア価値が付いて非常に高価になっている。

・Z400GP

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前記のZ400FXから足回りが強化され、リヤサスペンションにモノショック方式のスイングアームなどが採用され、馬力も5PSアップされて1982年に発売されたモデルである。

サイドカバーには「GPz400」と記載されているが、GPz400は後継モデルの別バイクである。

・KH400/KH250

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1970年代に発売されたケーエイチシリーズ。

2ストローク3気筒3本マフラーという珍しく、カワサキではマッハシリーズとして人気であった。

2ストローク3気筒という今では見ることのなくなったエンジンであり、排気音は特徴的である。

・Z250FT

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前記のKHシリーズからのモデルチェンジとして4ストロークエンジンが搭載されたモデルで1979年に発売された。

エンジンはZ400FXと共に開発されたものであり、位置づけとしてはフェックスの下位モデルにあたる。

・ZEPHYR400&Χ(ゼファー)

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1989年に発売され2009年に生産終了となった比較的新しいモデル。

様々な排気量がラインナップされているが、族車として人気なのは中型免許で乗れる400とΧ(カイ)である。

ゼファーΧは400の2バルブが4バルブにマルチバルブ化したモデルであり、吸排気効率が向上したことから、46PS→53PSに馬力アップしている。

ヤマハ

・XJ400(ペケジェイ)

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1980年に発売されたヤマハ初の400cc4気筒モデル。

空冷DOHC2バルブ4気筒エンジンを搭載し、最高出力は45PS。後に第2世代として1984年に水冷エンジンモデルが発売され、冷却機能の向上によって、55馬力までパワーアップしている。

・RZ350/RZ250

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1980年代に発売された水冷2ストローク並列2気筒を搭載したスポーツネイキッドバイク。

スポーツバイクとして開発されたため、250ccでも最高出力が35馬力を記録し、250ccクラスではトップを誇った。

スズキ

・GS400E

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1976年に発売されたスズキの4ストロークDOHC直列2気筒を搭載したネイキッドモデル。

族車では吸い込みコールとして絶大な人気を集めている車種である。

吸い込みとは文字通り、アクセルを戻したときにマフラーが負圧になり、空気を吸い込むことで発生する。

基本的に4ストは吸い込みがあるが、パラレルツインで吸気音が聞こえやすい。排気の速度を速めることでより吸い込みを起こすため、エキパイ連結部分を潰して吸気音を上げたりしていた。

・GSX400F

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前記のGS400Eの後継モデルとして1981年に発売されたのがGSX400Fだ。

後にロングセラーバイクとなるインパルスの元となったバイクである。

・ GSX400E 前期(ザリ)

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GS400の後継モデルとして1980年に発売。空冷並列2気筒エンジンを搭載し、GS400の2バルブから4バルブにマルチバルブ化している。

GSX400Eの前期型のタンクやシート形状がザリガニ似ているという理由から、「ザリ」という愛称で親しめられている。

・ GSX400E 後期(ゴキ)

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GSX400Eの前期モデルからタンクやテール形状が変わり、ゴキブリのようになったことから、通称「ゴキ」と呼ばれているGSX400E 後期モデル。

・GT380(サンパチ)

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ロードスポーツモデルとして1972年発売されたGT380。「サンパチ」の愛称で人気が高い。

空冷2ストローク直列3気筒エンジンを搭載しており、誰でも扱いやすいスムーズなエンジン特性を持っている。

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