出典:instagram(@jjunmacchomoto)
オフロードバイクに小さいオンロードタイヤを履いたモタードバイク。
舗装道路はもちろん、未舗装のオフロード走行も楽しめて人気が高いジャンルです。
また、ストリート系のカスタムでおしゃれに乗ることもできるので、ファッション性も高いジャンルで若い世代にも人気です。
今回はそんなモタードの中でも最も人気が高い250ccクラスのおすすめ車両を紹介します!
XR250モタード ホンダ
元々はミニモトクロスやエンデューロなどの競技専用バイクとして発売されていたXR。
公道走行が可能になったモデルのモタードバージョンがXR250モタードです。17インチのオンロードタイヤを履いてモタードカスタムされていますが、オフロードモデルからシート高が2cmほど落とされ、ハンドル幅も1.5cmほど詰められており、オンロードで扱いやすいように調整されています。
空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載し、最高出力は28ps(21kw)/8000rpm。
CRF250M ホンダ
ホンダが製造する4ストロークエンジン搭載のモトクロス競技用オートバイシリーズであるCRF。
そんなCRFの公道走行可能モデルでのモタード版がCRF250Mです。MはモタードのMですね。
名前はCRFですが、競技用のCRFとは設計が異なり、誰でも乗りやすい扱いやすいように作られています。
前記のXR250シリーズの後継モデルのにあたり、OHCからDOHCに、空冷から水冷に、キャブレターからフューエルインジェクションに変更され排ガス規制に対応されたモデルになっています。
249cc水冷4ストローク4バルブDOHC単気筒エンジンを搭載し、最高出力は24ps/8,500rpm。
WR250X ヤマハ
2007年から2017年まで発売されたヤマハのオフロードバイクであり、この年式の中では非常にハイスペックなバイクです。
アルミフレームを採用し、水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒を搭載、最高出力は31PS/10,000rpmと250ccオフロードではかなりの高馬力です。
オフロードモデルであるWR250RとモタードモデルであるWR250Xがありますが、モタードモデルであるWR250Xは17インチオンロードタイヤを履き、ブレーキキャリパーの形状やブレーキピストンの大きさもWR250Rとは異なっています。
XT250X ヤマハ
モタード人気を受けてヤマハから発売されたXT250X。
ストリート重視でコンパクトかつ軽量で扱いやすい車体で誰もが気軽に楽しめるバイクに仕上がっています。
空冷4ストロークSOHC2バルブのエンジンはセロー250がベースになっており、同じエンジンを搭載しているトリッカーとは3兄弟という位置付けになっています。
最高出力は18ps/7500rpm。
Dトラッカー カワサキ
モタードというジャンルの元祖ともいえるモデルがカワサキのDトラッカーです。
1998年に発売され、後述するD-TRACKER Χにモデルチェンジされるまで、10年間発売されました。
自分もこのモデルに乗っていたことがあり、ウイリーやストッピーなどのエクストリームバイクスタントの練習用として使用していました。
現在でもエクストリームバイクとしても人気であり、カスタムパーツも豊富です。
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブエンジン搭載、最高出力 29ps(21kw)/9000rpm。
D-TRACKER Χ カワサキ
前記のDトラッカーからフルモデルチェンジされ2008年から発売が開始されたD-TRACKER Χ。
ホイールやサスペンションがより、オンロードで扱いやすいように変更され、Dトラッカーでは付いていなかった燃料計やタコメーターがフルデジタルで搭載され便利になりました。
2灯式ヘッドライトが特徴的なデザインになっています。
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブエンジン搭載、最高出力 24PS/9,000rpm。
250SB スズキ
カワサキとスズキが業務提携していた時期にDトラッカーのOEM供給を受け発売されたモデルです。そのため、見た目はDトラッカーそっくりで、エンジンやフレーム、足回りまでDトラッカーとほぼ同じです。
カラーグラフィックのみが違っており、スズキのオフロードカラーであるイエローが好きな方はこちらのモデルがおすすめです。
水冷4サイクル単気筒DOHC4バルブエンジンを搭載しており、最高出力は 29ps(21kw)/9000rpmです。
モタードカスタム集
出典:instagram(@makoto.enokido)
ゼッケン化やステッカーチューンなどのカスタムが人気なモタードはファッション性も高く、モタードが人気な理由のひとつでもあります。
モタード車種別専用のデカールなども販売されていおり、外装に貼りつけるだけでガラッと雰囲気を変更することもできます。
出典:instagram(@black_sheep300)
出典:instagram(@takumi.dainese.elmo)
簡単にスポークの色を変更できるスポークカバーも人気です。
出典:instagram(@steam_pro_95)
出典:instagram(@jjunmacchomoto)
出典:instagram(@makoto.enokido)
モタードはウイリーやストッピーなどのエクストリームバイクスタント練習用にも人気です。
自分自身も練習用として乗っていましたが、転倒ダメージ軽減にスライダー、ウイリー時のまくれ防止や足を掛けられるウイリーバー、ウイリーがしやすくなるデカロケなどにカスタムすることでより快適にスタントライドが楽しめますよ。
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まとめ
モタードはファッション性も高く、軽くて乗りやすくて非常におもしろいジャンルです。
基本的にはオフロードにオンロード用タイヤを履かしているだけなので、オフロードバイクを17インチ前後の小径オンロードタイヤに交換するだけでモタードとしても楽しめるようになります。
実際にオフロードと街乗りでオンロードタイヤとオフロードタイヤを交換して使い分けている人もいるくらいです。
転倒しても比較的車体へのダメージが少ないので思い切って楽しめますよ。笑