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今では排ガス規制のため見ることも少なくなった2ストロークバイク。中でも2ストロークの50ccオフロードバイクというジャンルはほとんどありません。
ホンダの人気2ストロークエンジン搭載のオフロードモデルであるCRMシリーズでは今でも非常に人気の高いシリーズです。
今回はそんな数少ないジャンルであるホンダの2スト原付オフロードCRM50のスペックやおすすめカスタムを紹介します!
おすすめカスタムパーツ
◆社外CDI
カスタムを行う際に必ず変えておきたいのがCDIです。
CDIは簡単に言うとスパークプラグを点火させる装置であり、ノーマルのCDIではスピードリミッターが付いているため、60km/h以上のスピードが出ないように点火タイミングを遅らせたり、電気信号を止めたりしています。
そこで、社外品のCDIに変更することでスピードリミッターを解除することができます。
さらに、CDIの変更はリミッターをカットするだけではなく、点火特性を変更することによって、ノーマルよりも出力特性を向上することが可能です。
カプラーオンで取り換え可能なので誰でも簡単にカスタムすることができます。
CF POSH CF ポッシュ/レーシングC.D.I. スーパーバトル CRM50
◆オンロードタイヤ
CRM50をモタード仕様にカスタムしたいのであれば必要になるのがオンロード用のタイヤです。
前後共にノーマルのホイールで履かせられるオンロードタイヤに変更する方法もありますが、よりモタード寄りするには、前後小径のホイールに変更してオンロードを履かせる必要があります。
CRM50のタイヤサイズは、フロント 70/100-17 40P・リア 90/90-14 46P です。
DUNLOP ダンロップ/D307A 【90/90-14 46P TL】 タイヤ AIR
IRC アイアールシー/NF37 【70/100-17 M/C 40P WT】 タイヤ CR80R/RII
◆スプロケット
スプロケットの丁数を変更することでも、最高速を伸ばすことが可能です。
スプロケットはフロント側(ドライブスプロケット)とリア側(ドリブンスプロケット)があります。
ドリブンスプロケットは丁数を減らすことで最高速を上げることができ、逆に丁数を増やすと加速力が上がります。
フロントのドライブスプロケットは丁数を1丁変えるだけでリア側よりも特性が大きく変わってしまうので、リア側のほうが調整しやすいとは思います。
ちなみにフロントのドライブスプロケットはリア側とは逆で丁数を増やすことで最高速が上がり、丁数を減らすと加速力が上がります。
CRM50は2ストロークと言えど原付バイクなので急斜面の山中やエンデューロ走行を行う場合は加速寄りにした方がよいかもしれません。
CRM50のスプロケット丁数は ドライブ(前) 15T ドリブン(後) 47T です。
DRC ディーアールシー/デュラ リアスプロケット CR80R
キタコ KITACO/ドライブスプロケット (フロント) CL50
◆ボアアップ
馬力やトルクを両方上げたいのであれば排気量を増やすボアアップがおすすめです。
ボアアップキットなどでシリンダーの直径を拡大したものに交換し、ピストンも交換することで排気量を上げます。
ボアアップをすると原付の制限速度30km/hを守らなくてもよくなる点もメリットのひとつです。
市役所において、改造登録証明にてボアアップしたことを届け出る必要があります。
ai-net アイネット/68.8cc ボアアップキット(46mm) CRM50
まとめ
CRM50は古いバイクということもあり、純正部品などは少なくなっていますが、シンプルな構造なため社外品などでも修理しやすく、まだまだ楽しめるバイクです。
2ストロークエンジンを搭載していることもあり、小型で80キロ代という超軽量な車体ながらもパワーがあり、林道などを攻めても非常に楽しめます!
車に積むことができる小型の車体なので山に車で運んで林道を楽しむといったことも可能です。