飛び込み試験、一発試験での普通自動二輪免許(中免)の取得について
実際に私が普通自動二輪免許(中免)と大型二輪免許を
一発試験で取得した経験を踏まえてご紹介しています。
今回は、一発技能試験のコツです。
やはり、一発試験の最難関は技能試験です。
試験項目である「課題走行」「法規走行」のコツやポイントを紹介します。
私自身が一発試験の合格までに学んだり感じたことをまとめたものですので
間違い等あればご指摘願います。
技能試験のコツ
それでは技能試験の「課題走行」「法規走行」について
コツやポイントを順に説明します。
・発進
発進までに多くの方が減点されていると思っています。
安全確認のポイントが非常に多い箇所ですので注意してください。
車両に近づく際、周囲の安全と後方を確認します。
恥ずかしがらずに指差し呼称で確認したことをアピールしましょう。
車両の横に立ち前輪ブレーキをかけて車両を起こします。
右足でサイドスタンドを払います。
乗る前にスタンド払うのは少し怖いですが乗ってからスタンドを払うと減点対象になります。
またがる前に後方を確認。
またがると同時に後輪ブレーキを踏みます。
後輪ブレーキをかけたまま両手でミラーを合わします。
合っていても必ずミラーに触ってください。
クラッチを握りキーを回してニュートラルの確認後、エンジン始動。
前輪ブレーキを握って、右の後方を確認してから右足と左足を乗せ換えます。
1速に入れ、後方を確認して、左足と右足を乗せ換えます。
後方を確認して指示器を出します。
周囲の安全及び後方の安全を確認した後、発進します。
安全確認は多いですが多い分には減点対象にならないと思いますので
分からなくなったらとにかく安全確認をしましょう。
しかし、あまりにも時間がかかり過ぎてしまうと減点されかねませんので
スムーズな発進を心掛けてください。
・慣らし走行
発進するとしばらく採点対象ではない、慣らし走行の区間があります。
この時にクラッチが繋がる位置などの試験車両の癖を見ておく必要があります。
・スラローム
2速で進入、できる限り真ん中を通って車体の動きを最低限にします。
クラッチは握らず、アクセルのみで操作。
アクセルオフで倒してオンで上げる感じです。
目標タイムは7秒ですが失敗しないように通過してください。
・直線狭路台(一本橋)
一度停止して確認後、後方を確認してから出発します。
ギアは1速、ニーグリップと前方直視を意識してください。
一本橋に乗るときに少しアクセルを開けて車体が乗ればクラッチを切ります。
スピードは後輪ブレーキと半クラッチで調整してください。
バランスを崩せばすぐにアクセルを開けます。
半クラッチが得意な方は半クラ状態で後輪ブレーキのみで調整する方もおられるようです。
目標タイムは8秒ですが無理せず通過することを心掛けましょう。
・屈折クランク、S字クランク
S字は比較的簡単ですが屈折クランクはコーンが内側に立てられているため
接触する方が多いです。
1速で半クラッチを使いながら常に次の進行方向を見るようにして通過してください。
また、クランクとS字は通過してすぐにコースへ合流することが多いので
左右確認と巻き込み確認を忘れないように余裕をもって行いましょう。
・坂道発進
ギアは足を乗せ換える手間を考えて1速で進入。
慣れていなければ停止後、タコメーターと排気音を聞いて
確実に半クラ状態を確認してから、後方を確認して発進します。
後輪ブレーキは引きずる感じでかけていた方が良いです。
頂上に着けばクラッチ離してエンジンブレーキで下ります。
かなり低速なのでふらつきに注意してください。
・踏切通過
停止後、左右と踏み切りの点滅を確認して通過。
通過中はギアチェンジはしないように。
・急制動
ギアは3速、40kmより少しオーバー気味で進入します。
制動開始線の手前でアクセルオフにすると速度が足りなくなるので
(私は1度やり直ししました。)
確実に制動開始線の通過時にアクセルオフとブレーキをしましょう。
ブレーキは後輪より前輪を若干強めにかけます。
焦って強めにかけてロックしてしまう方がおられますが
意外と距離はありますので、余裕をもってブレーキを操作してください。
エンストは減点されませんのでクラッチ操作は気に掛けなくてもかまいません。
・交差点
右左折の際の左右巻き込み確認、
右折の場合は交差点の中心に沿って曲がり、
センターマークを踏まないようにしてください。
横断歩道通過時の左右確認も忘れずに
また、左折の場合は決して膨らまないように
縁石に沿って曲がってください。
試験官によっては、左折の膨らみが非常に厳しいと感じています。
注意してください。
見通しの悪い交差点では一時停止左右確認後
見える位置まで少し出てもう一度左右確認後発進します。
・降車
指示器を出して停車位置に入り
停車位置にタイヤの先端を合わします。
ニュートラルを確認した後、エンジン停止
前輪ブレーキをかけたまま、右後方を確認して降車
サイドスタンドを出します。
出しが甘くて転倒させる人がいるのでしっかりと出してください。
車両を傾け左にハンドルをきります。
・その他
進路変更は3秒前に合図。
右左折時は30m手前から合図。
右左折のための進路変更は30m手前までに済ますこと。
30km以上速度を出しているときはポンピングブレーキ
カーブ前には十分に速度を落としてカーブ中にブレーキはかけないこと。
まとめ
分かってはいても試験中の緊張感で安全確認が抜けてしまったり
体が固くなってしまっていつも通りの運転ができなかったりと
当日と練習では全く雰囲気が違います。
しかし、何度も頭の中で運転を繰り返している内に案外本番でもできたりします。
イメトレって本当に大事です。
届出教習所で練習する場合も以上のコツやポイントを把握してから行くと
1時間という少ない教習時間であっても満足いく練習ができると思います。
数回に分けて紹介してきましたが次回で最後となります。
免許を取ってバイクライフを楽しみましょう!