近年生まれたバイクの新しいカテゴリー「ネオレトロ」では絶大な人気を集めているヤマハのXSR900。
「The Performance Retroster」をコンセプトに開発され、MT-09のフレームやエンジン、前後サスペンションの基本構造を共有しながらも、サスペンションセッティングやシート位置、ハンドル位置などが変更され、他にはないレトロなデザインとなっています。
「グッドデザイン賞 2016:ベスト100」「オートカラーアウォード2016 特別賞」「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.18」「iF Design Award 2017」「Red Dot Award 2017:best of the best」「International Design Excellence Awards 2017:finalist」「German Design Award」と数々のデザイン賞も受賞しています!
デザインだけではなく、4ストローク水冷DOHC4バルブ直列3気筒からなる独特の鼓動感とトルクで走りも楽しく、ツーリングからスポーツ走行まで楽しめるバイクです。
今回はそんな『XSR900』の人気おすすめマフラーと排気音をまとめたので紹介します!
※年式に関係なく紹介しているので、あくまでもマフラー選びの参考として見ていただければ幸いです。
AKRAPOVIC(アクラポビッチ)
アクラポビッチはスロベニア共和国で1992年に設立されたエキゾーストマニホールド、マフラーを製造しているメーカーです。
ヨーロッパ最大級のエキゾーストメーカーであり、MotoGPやWSBKなど多くの二輪モータースポーツで採用されています。
◆レーシングライン (3-1) (ヘキサゴナルサイレンサー) フルエキゾーストマフラー
カーボン製のサイレンサーにカーボンエンド、ステンレス製のエキゾーストパイプが美しいアクラポビッチのヘキサゴナルサイレンサーフルエキゾーストシステム。
レーシングラインは徐々に径が太くなるパイプのコニカルヘッダーやクロスオーバーパイプなどによって、全回転域でのパワーアップ実現しています。
サウンドは重低音が効いた迫力のあるエキゾーストノートです。
参考価格117,128円
PRUNUS(プラナス)
サクラ工業が、開発と製造したマフラーブランドで、常に先進の技術を追求・開発し、その成果と資源を生かし、環境保全、省エネルギー、省資源活動に貢献できる商品づくりに努めているメーカーです。
◆PRUNUSフルエキゾーストマフラー
無駄なものが一切ない日本製PRUNUSのメガホンタイプのマフラー。シンプルな構造がネオレトロのコンセプトに非常にマッチします。
シンプルな見た目ながらもエキゾーストパイプはステンレスポリッシュのゴールド色ナノ膜処理、サイレンサーはガラスショットブラスト処理のゴールド色ナノ膜処理、チャンバーにはSUS304+マットブラック塗装と、最先端な処理が施されています。
音量は加速騒音値で81db、近接排気音騒音値で94dbとなっています。
YOSHIMURA(ヨシムラ)
1954年に創業されたオートバイ部品の製造メーカーで全日本ロードレース選手権や鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦したり、ヨシムラカスタムのコンプリートバイクなどの販売も行っている日本を代表するカスタムパーツメーカーです。
◆機械曲 R-77S サイクロン カーボンエンド EXPORT SPEC
ヨシムラを代表するマフラー「R-77Sサイクロン」。
美しいカーボンで仕上げられたテーパーエンドとステンレス製の機械曲げエキゾーストパイプで構成され、性能面では全回転域においてノーマルマフラーを上回ります。
また、重量はノーマルから約27%の軽量化を実現しています。
車検対応の政府認証マフラーで音量は近接排気騒音93dB/4500rpm、加速走行騒音82dBとなっています。
サイレンサーはステンレス・メタルマジック・チタン・チタンブルーから選択することができます。
SP忠男
かわいらしい目のマークで有名な国産ブランドSP忠男。
マフラー1つで大きくバイクの特性を変えられることから30年間に渡り性能創りにこだわって常にトップクラスの人気を集めているメーカーです。
◆POWER BOXフルエキゾーストマフラー
SP忠男を代表するパワーボックスマフラー。輪切り曲げの部分の溶接跡も美しく、非常に良い味を出しています。
テール側に向け径が大きくなり輪切り曲げが施され、モトGPマシンのようなスタイリングで、ワンポイントの目玉マークのロゴも良い感じです。
サイレンサーからエキゾーストパイプまで超軽量のステンレスで作成され、大幅な軽量化も実現しています。
音量は近接で91dB、加速時で81dBとなっています。
SC-PROJECT(SCプロジェクト)
MotoGP、Moto2、Moto3、WSBKなどの世界的な二輪レースにおいて絶大的な人気と成果を収めているエキゾーストメーカー。
ホンダのRC213Vにも採用され、MotoGPチャンピオンに輝き、レースでも実績を残しています。
◆コニック 70s サイレンサー&フルエキゾーストシステム 3-1
SC PROJECTのアウターカバーコニカルシェイプサイレンサーと3-1フルエキゾーストパイプのフルエキゾーストシステム。
メガホン型のマフラーでネオレトロのスタイルに馴染みつつも、溶接跡やエンドのメッシュなどでどこか攻撃的な見た目のデザイン。
大幅な軽量化はもちろん、大径リンクパイプによる高排気効率でエンジンのパフォーマンスを最大限に引き出します。
ステンレススチールとマットブラック耐熱セラミック塗装のブラックバージョンの2種類から選択することが可能です。
SCORPION(スコーピオン)
スコーピオンは1992年にイギリスで設立されたエキゾーストメーカー。
豊富なエキゾーストシリーズはレースにも採用されており、WSBKやスーパーモトレースなどオンロードだけでなく、オフロードレースでもマフラーが使われています。
◆セルケトパラレル フルエキゾーストマフラー
迫力ある太めのショートサイレンサーとマットブラック仕上げのテーパーエンドが特徴的なセルケトパラレルマフラー。
重量はノーマルよりも50%以上も軽くなっており、排気口にはスコーピオンの特徴でもあるサソリの毒をイメージした赤のリングが施され、見た目も攻撃的なデザインとなっています。
サイレンサー部分はステンレス・カーボン・チタンの3種類から選択できます。
セルケトパラレルの排気音は1分20秒~。
STRIKER(ストライカー)
有限会社カラーズインターナショナルが製造・販売する「ストライカー」マフラーシリーズ。
エアロパーツやステップ、ステムキットなど様々なパーツを手掛け各種イベントなどにも多く出展しているブランドです。
◆“INTER MODEL” SCフルエキゾースト OFF-TypeB JMCA
3-1集合方式のチタン製エキゾーストパイプとチタン製サイレンサー、カーボン製エンド、チタン部分には美しい焼き色が施されている見ているだけでもうっとりするようなフルエキゾーストマフラーとなっています。
重量はノーマルマフラーと比較して約55%もの軽量化を実現し、フラットな扱いやすいパワーフィールとなっています。
音量は近接騒音で93db、加速騒音で79dbと車検対応となっているものの、アクセルを回せば迫力あるエキゾーストノートを奏でます。
まとめ
ネオレトロのジャンルは海外でも高い人気を集めており、そんな中でもXSR900は日本国内だけではなく海外においても非常に人気です。
そのため、日本製マフラーだけではなく、海外製マフラーも多くラインナップされており、様々な種類のマフラーから選ぶことが可能です。
今回紹介させていただいたマフラーはそんな多くのマフラーの中のほんの一部です。
しかし、全て高品質かつ高パフォーマンスなマフラーで、どれもおすすめできるものばかりなので、マフラー選びの参考になれば幸いです。