フライパンのテフロン加工、フッ素加工の寿命はどれくらい?再加工で復活は可能?

料理をする上で欠かせないフライパン。

特にテフロン加工が施されたものは焦げが付きにくく、食材もひっつかないので便利ですよね。

しかし、テフロン加工も永久的なものではなくコーティングが剥がれてしまうと、焦げ付きなどが起こってしまいます。

今回はそんなフライパンの復活方法やテフロン加工の寿命、長持ちさせるコツなどを紹介します!

 テフロン加工のフライパンの寿命はどれくらい?

テフロン加工が施されたフライパンの寿命は2年~5年と言われています。

しかし、これは正しい使い方で使用した場合の寿命であり、間違った使い方を行えば数か月、最悪の場合その日のうちにテフロン加工が剥がれてしまうということもあります。

というのもテフロン加工というのはフッ素樹脂加工がされているものを言います。

商品によってはテフロン加工と書かれているものやフッ素加工とされているものもありますが、基本的には同じものなんです。

このフッ素加工ですが耐熱温度は約260度と言われています。

これはフライパンを火にかけると2、3分で達してしまう温度なんです。

その状態で擦ればフッ素加工は簡単に剥がれ落ちてしまいます。

テフロン加工を長持ちさせるには

テフロン加工を長持ちさせるためにはフライパンが高温状態になるのを避けなければなりません。

そのために空焚きをしてしまう時間を極力少なくすることが大切です。

調理を始める時は弱火からはじめて、強火を使用する時は食材を投入してから行うなどの配慮が必要です。

また、金属製のヘラなどでフライパンをこすったりしてしまうとすぐにテフロンが剥がれてしまうので、できるだけ柔らかめのものを使ったり、フライパンをこすらないように注意しましょう。

また、料理を作った後にフライパン内に長時間放置するのも注意が必要です。

野菜炒めなどをフライパンで作った後、長時間放置するとフライパンに白い斑点が出てくることがあります。

フッ素樹脂加工には細かな穴が空いてあり、ここからアルカリの成分が金属部分に浸み込むと金属が溶けだして、白い斑点となります。

金属が溶けだすとテフロン加工も剥がれやすくなってしまいます。

肉や魚などは酸性食品ですが、野菜や果物などはアルカリ性食品のため、これらの食品を炒めたあとは長時間放置しないようにしましょう。

ちなみにフッ素は万が一食品に溶けだしたとしても身体には吸収されず、毒性はないので安心してください。

テフロン加工を復活させる方法

自分でフッ素加工を行う方法

テフロン加工が剥がれていた場合、自分でフッ素樹脂加工を行う方法もあります。

「防汚コート剤 フッ素革命11ライト」この商品を使えば自分で簡単にテフロン加工を施すことができます。

1.フライパンの油分を完全に取り除く

2.30cm四方につき1、2スプレーを吹きかけて付属のスポンジで引き伸ばす

3.乾いたタオルで水分を拭き取る

4.弱火で加熱、またはドライヤーで熱して定着させる

何度か繰り返すことでより強いフッ素加工が行えます。

自分もフライパンに使用してみたのですが、多少は改善されるものの、購入時のようなテフロン効果までは復活することができませんでした。

多くのフライパンを加工した場合は良いかもしれませんが、1つや2つであれば買いなおした方が良いかもしれません。

業者にフッ素加工を依頼する

最終手段として専門の業者に依頼してテフロン加工を施してもらうことも可能です。

しかし、フッ素樹脂の再加工には2,000円ほどの料金がかかり、送料なども含めると結構な値段がかかってしまいます。

今ではテフロン加工されたフライパンでも2,000円あれば新しいものを購入することができるので、よっぽど思い入れのあるフライパンではない限りおすすめはできません。

加工されたフライパンが手元に戻ってくるまでも数週間はかかりますし、手間を考えても微妙ですね。

まとめ

テフロン加工の寿命は正しく使用して2年~5年ほど。

テフロン加工の再加工し復活させることは可能なものの、効果減やコスパの面からあまりおすすめはできません。

あくまでもテフロン加工のフライパンは消耗品だと割り切って定期的に交換するのが最も良い方法なのかもしれませんね。

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