9月から11月いっぱいくらいにかけて太刀魚シーズンに入る大阪湾。
大阪では堤防やテトラに多くのアングラーがひしめき合います。
自分も毎年、貝塚人工島や泉佐野食品コンビナートなどでタチウオ釣りを楽しんでいますが、昨年は衝撃が走りました!
「太刀魚が釣れない!!」
例年であれば確実に数匹は釣れている時期なのに全く釣れない!
週に1回ほどの釣行ですが、昨年は太刀魚40匹ほどの釣果でした。
釣れる時期が例年とは違っていたので今回は昨年釣れた時期を紹介します。
大阪湾の太刀魚回遊ルート
太刀魚が大阪湾に入ってくるのは5月から6月頃と言われています。
冬の間は黒潮がある紀伊水道沖あたりまでしか入ってこないので、基本的に大阪周辺での釣果は聞きませんね。
初夏になると太刀魚は大阪湾に入ってくるのですが、淡路島を挟んで2つのルートに分かれるように回遊します。
なので6月くらいには紀北あたりで釣果が見られるようになりますね。
そして、8月頃の夏になると淡路島を左に回った太刀魚も大阪湾へと入り、いわゆる「夏タチ」が大阪で釣れるようになってきます。
自分もこの時期に、釣果情報が出始めたことを確認できると海に繰り出します。
釣果の差が大きいと言われている夏タチなんですが、個人的にはここ数年安定して釣果が出てるイメージです。
昨年の釣れ始めた時期と釣れなくなったタイミング
昨年の2020年、多くの太刀魚アングラー達に衝撃が走った歴史的大不漁!
例年であれば釣りに行くたびに数匹は釣れる9月~11月の太刀魚全盛期だったんですが本当に釣れませんでしたね。
10月11月に関しては、本当に魚影が薄く、代わりにハマチなどの青物が好調だったので、早々に太刀魚を諦めてショアジギングに切り替えていました。
最終的に毎年100匹以上の太刀魚を揚げている10、11月の大阪での釣果は4匹にとどまりました(^^;)
しかし、正直こんな釣れないとは思ってなかったんです。
というのも、2020年シーズンも夏タチはそこそこ釣れていたんですよね。
8月のお盆の頃からぽつぽつ釣れ始めて、ハイシーズンに入る前までにワインドのみで40本ほどは釣ることができていました。
そして9月末頃から釣れなくなり、10月は3本のみ。笑
しかもワインドでは釣れる気配なかったんで、どじょうのずる引きや太刀魚ゲッターにきびなご付けてやったり、エサも使ったんですが全然釣れずでした。
しかし、大阪湾沖の船タチではしっかり釣れていたので大阪湾に入ってきていなかったわけではなさそうなので、何故か岸側には寄ってこなかったようです。
そして、ハイシーズンに大阪では全く釣れなかった太刀魚ですが、和歌山マリーナシティに遠征に行ってみると30本を超える爆釣。ほんとに謎です。笑
大阪での今後の太刀魚攻略は?
普通であれば10月11月には大阪湾奥に滞留し、気温・水温が下がり始めると紀伊水道へ下がっていくはずの太刀魚ですが、昨年に至っては大阪湾奥に滞留した気配はありませんでした。
しかも水温・気温なども例年通りといった感じだったので原因は分かりません。
今後もこのような状態が続くのであれば、太刀魚を釣りに行くタイミングや場所を変えていこうと思っています。
夏タチは大阪湾でもしっかり釣れていたのでハイシーズンに入る10月までは夏タチを狙い、秋に入れば紀北に遠征といった形でタチウオを狙っていこうと思います。
大阪の釣り場はコロナ禍を経験して以来、大阪では確実にアングラーが増えて、貝塚人工島などは隙間なく釣り人が埋まるほどの状態が続いているので、そういった面でも遠征中心のほうが釣果は見込めるかなと考えています。
昨年は太刀魚の代わりに青物が好調だったので、太刀魚が回っている気配がなければそうそうにターゲットを変えた方がいいのかもしれませんね。