彼岸花に怖いイメージがあるのは何故?迷信や逸話、花言葉なども紹介します

お彼岸の時期になると咲き誇る彼岸花は綺麗な見た目にも関わらず怖いイメージがあったり、不吉な感じがしたりと良いイメージを持っている人は少ないと思います。

なぜ彼岸花に怖いイメージがあるのか?

それは迷信や逸話から日本人に植えられたイメージや毒性を持つ花の特性なども原因があるのでしょう。

今回はそんな彼岸花の花言葉や迷信、逸話などを紹介します。

 彼岸花の名前の由来や特徴

彼岸花の名前は秋のお彼岸(9月中旬)の時に突然花茎をのばして咲き誇るところから由来しています。

彼岸は昼と夜が同じ長さとなり、昼夜・東西が平行になるお彼岸の時期は「あの世」への扉が開くと言われてきました。

そのためその時期に咲き誇る彼岸花はそれだけでもあの世をイメージする花となって不吉な感じを連想してしまうんでしょう。

また、彼岸花は有毒植物として有名で特に球根部分に毒性が高く、食べてしまうと吐き気、腹痛を伴う下痢を起こし、重症になると中枢神経の麻痺を起こして、稀に死に至る場合もあります。

そのような特性から一口食べると彼岸(死)に至るという意味で彼岸花という名前になったという説もあるほどです。

日本では土手や道端、水田周り、墓地などに多く生息しており、基本的にはネズミ、モグラ、虫などが毒を嫌って彼岸花を避けるために田畑をあらされないように人為的に植えられています。

墓地周りに植えられていることも彼岸花が怖いとされる理由のひとつですが、これも死体が動物によって荒らされないようにという意味で植えられています。

基本的に彼岸花は人為的に植えられている場合が多いので、山奥で彼岸花が咲いている場合も昔そこが人里だった可能性が高いようです。

また、彼岸花の球根部分に含まれる毒成分であるリコリンは水溶性なので、すり潰して水に漬けておけばリコリンは流れおち、食べることができました。

良質のデンプンが含まれているのでこれによって飢餓を免れていたという話もあったり、第二次世界大戦中などの戦時や非常時においては非常食とされていたようです。

彼岸花の花言葉

彼岸花の花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」「情熱」「 再会」「 独立」「あきらめ」となっています。

彼岸花の花言葉だけでひとつの物語が作れるような感じになっていて、怖いイメージや不吉な感じがすると言われる彼岸花のイメージとは裏腹にすごいロマンチックな印象です。

とくに「想うはあなた一人」なんてめちゃくちゃ素敵じゃないでしょうか。

しかし、彼岸花のイメージが邪魔して、ヤンデレのような嫉妬深いイメージをもたれる人も多いようです(^^;)

彼岸花の逸話や迷信

彼岸花には怖い迷信や逸話などが多く言い伝えられています。

・彼岸花を触ると手が腐る

・彼岸花の傍で寝ると死ぬ

・彼岸花を持って帰ると家が火事になる

・彼岸花は人の魂を吸ってしまう

・彼岸花は人の血を吸って成長する

などなど、いろいろな言い伝えがありますが全て怖い内容ばかりですね。

このような言い伝えから「彼岸花」=「怖いもの」というイメージが根付いてしまったのかもしれません。

しかし、こんな怖い言い伝えばかりなのも理由があります。

昔の人々は触らせたくない物に「忌」「恐」などを言い伝える風習がありました。

昔は非常食として飢餓に備えて植えている場合もあれば、田畑を動物から守るために植えていることもあり、掘り起こされては困るわけです。

また、彼岸花には毒があるので子供が掘り起こして口にしてしまうのも困りますよね。

そいったことから怖い迷信や言い伝えが広まり、人が近づかないようにしたと言われています。

怖いイメージばかりでしたが、私はこのような話を聞くうちに彼岸花の毒性から子供を守るための怖い逸話のように思えたり、彼岸花自体も飢餓から人を救ったり、すごく素敵な花だなと思えました。