お彼岸の時期になると咲き誇る彼岸花は綺麗な見た目にも関わらず怖いイメージがあったり、不吉な感じがしたりと良いイメージを持っている人は少ないと思います。
なぜ彼岸花に怖いイメージがあるのか?
それは迷信や逸話から日本人に植えられたイメージや毒性を持つ花の特性なども原因があるのでしょう。
今回はそんな彼岸花の花言葉や迷信、逸話などを紹介します。
良質のデンプンが含まれているのでこれによって飢餓を免れていたという話もあったり、第二次世界大戦中などの戦時や非常時においては非常食とされていたようです。
彼岸花の花言葉
彼岸花の花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」「情熱」「 再会」「 独立」「あきらめ」となっています。
彼岸花の花言葉だけでひとつの物語が作れるような感じになっていて、怖いイメージや不吉な感じがすると言われる彼岸花のイメージとは裏腹にすごいロマンチックな印象です。
とくに「想うはあなた一人」なんてめちゃくちゃ素敵じゃないでしょうか。
しかし、彼岸花のイメージが邪魔して、ヤンデレのような嫉妬深いイメージをもたれる人も多いようです(^^;)
彼岸花の逸話や迷信
彼岸花には怖い迷信や逸話などが多く言い伝えられています。
・彼岸花を触ると手が腐る
・彼岸花の傍で寝ると死ぬ
・彼岸花を持って帰ると家が火事になる
・彼岸花は人の魂を吸ってしまう
・彼岸花は人の血を吸って成長する
などなど、いろいろな言い伝えがありますが全て怖い内容ばかりですね。
このような言い伝えから「彼岸花」=「怖いもの」というイメージが根付いてしまったのかもしれません。
しかし、こんな怖い言い伝えばかりなのも理由があります。
昔の人々は触らせたくない物に「忌」「恐」などを言い伝える風習がありました。
昔は非常食として飢餓に備えて植えている場合もあれば、田畑を動物から守るために植えていることもあり、掘り起こされては困るわけです。
また、彼岸花には毒があるので子供が掘り起こして口にしてしまうのも困りますよね。
そいったことから怖い迷信や言い伝えが広まり、人が近づかないようにしたと言われています。
怖いイメージばかりでしたが、私はこのような話を聞くうちに彼岸花の毒性から子供を守るための怖い逸話のように思えたり、彼岸花自体も飢餓から人を救ったり、すごく素敵な花だなと思えました。