さぁお出かけだ!と原付に乗ってもエンジンがかからない!
バイクに詳しい人ならすぐに原因も分かって修理もすぐにできるかもしれませんが、知らない人にとっては未知の世界だと思います。
そんな時の原因や対処法を簡単に紹介します!
まずは原因を知る
エンジンのかからない理由は主にバッテリー上がり、プラグのかぶり等です。
セルは回っていますか?
セルはエンジンをかける時に押すボタンのことです。
それを押してもセルが回らなかったり、キュルキュル音が弱かったりするとバッテリーが原因と考えられます。
バッテリーを専用の充電器で充電するか、新しいものに交換する必要があります。
スクーターのほとんどはキック方式も併設されていると思うので、多少バッテリーが上がっていてもキックでエンジンをかけることができます。エンジンがかかれば、オルタネータという充電器がエンジンを始動している間は勝手に充電してくれるようになっています。キックでエンジンをかけてしばらく走ってもバッテリーが回復しないようであればバッテリーの買い替えをおすすめします。
バッテリーが完全に上がってしまっている場合はキックでもエンジンがかからない場合があるので、バッテリーを新しいものに取り換えてみましょう。お店でやってもらうのも良いですが簡単なので、自分で交換するのも良いと思います。
バッテリーを取り外す場合はマイナス側から取り外し、次にプラス側を取り外します。取り付けの際は反対にプラス→マイナスの順で取り付けてください。
バッテリーには色々種類があるので気をつけてくださいね!
セルが回っている場合
セルが元気よく回っていてもエンジンが付かなかったり、キックでもエンジンが始動しない場合はプラグが原因の可能性があります。
プラグは火花を散らしてエンジンに点火する役割を担っています。
プラグにカーボンなどの汚れが付着しているとミスファイヤを起こしてしまいセルが回っていてもエンジンがかかりません。エンジンが掛かったとしても正常に火花が散らずエンジンの不調の原因にもなります。
解決方法としては、
1、プラグを清掃する。
2、プラグを交換する。
となります。
・プラグの清掃方法
清掃方法としてはプラグレンチという専用の工具でプラグを外し、ウエスなどでこすり取ります。この時、専用のプラグクリーナーがあると便利ですが、無い場合は普通のパーツクリーナーでも構いません。パーツクリーナもなく応急的な場合はウエスで拭き取るだけでもOKです。他にも応急的な方法としては、ライターであぶって汚れを燃やすという方法もあります。
よくワイヤーブラシなどの金属製ブラシでで汚れを取ろうとする方がいますが、プラグを傷つけることになってしまうのでやめておきましょう。
清掃してエンジンがかかっても頻繁にプラグが汚れて、エンジンがかからなくなる場合はキャブレターの調整等が必要になりますので、バイク屋さんに頼んだ方が良いかもしれません。
・プラグの交換方法
プラグはエンジン部分にプラグキャップというキャップを引っ張ると出てきます。取り外しは専用のプラグレンチが必要です。プラグにも型番があり、車種によって異なるので注意してください。
意外と見落としがちな原因
エンジンがかからなくて焦っていると意外と気付かなかったりすることがあるものが
1、ガソリン切れ
ガソリンはしっかりと入っていますか?
あまりガソリンメーターを見ていなくて無くなっていることもあります。
恥ずかしながら私は何度かありましたw
2、サイドスタンドの出しっぱなし
最初からサイドスタンドが付いているものなら安全のためにスタンドを立てたままだとエンジンをかけられないものもあります。
3、イタズラ等によるホース抜け、切断
キャブレターに続いているホースなどが外れていたりしませんか?
質の悪いイタズラで外されていたり切断されていたりすることもあるようなので外から触れる車種は注意して下さい。
まとめ
ここに紹介しているものは可能性として高いものであり、もちろん他にも様々な原因が考えられます。
これ以外の原因が考えられる場合はキャブやエンジン系統の可能性もあり素人の方には難しいかもしれません
バイク屋さんで見てもらうのが無難でしょう。
ここに載っているものが原因であればバイク屋さんで修理してもらってもそんなにお金はかからないと思いますが
比較的簡単に自分でも修理することができるので挑戦してみても良いと思います。