リンスとコンディショナー、トリートメントの違いは何?使い方や効果は同じ?

毎日お風呂で使用するリンス、コンディショナー、トリートメント。

多くの人が特になにも考えずに何気なく使っていると思いますが、この3つの違いが分かりますか?

実は「全部同じ」ではないんです!

今回はそんなリンス・コンディショナー・トリートメントの違いを紹介します!

リンスとコンディショナー、トリートメントの違いとは?

リンスとコンディショナー、トリートメントの大きな違いは「表面の保護」と「内部の補修」という髪に対しての効果が大きく2つに分かれていることです。

リンスとコンディショナーが「表面の保護」、トリートメントが「内部の補修」となります。

・リンスの効果と使い方

リンスは髪の毛の表面を保護し、表面を滑らかにする作用があります。

そうすることでキューティクルが痛むのを防いでくれ、髪のゴワゴワ感がなくなり、サラッとした質感になります。

また、頭髪の表面はマイナスの電気を帯びているので静電気などを起こしやすく、ほこりなどが付きやすくなっています。

リンスは主に陽イオン界面活性剤使用されていて、プラスの電気を帯びているので、リンスを使用することで電気的に中和されて滑りが良くなり、静電気も起こりにくくしてくれる作用があります。

ちなみにシャンプーは陰イオン界面活性剤が使用されているので、面倒くさいからリンスとシャンプーを混ぜてしまったりすると、プラスとマイナスが結びついてどちらの効果も薄くなってしまうので注意が必要です。

リンスはシャンプーを使用した後の陰イオンを帯びた髪に使用してあげることで最大限の効果を発揮することができますので、必ず「シャンプー」→「リンス」の順番で使用しましょう。

・コンディショナーの効果と使い方

コンディショナーもリンスと同じく、髪の毛の表面を保護し、表面を滑らかにする作用があります。

コンディショナーには髪を保湿する効果もあるといわれますが、リンスとさほど違いはないと思っていただいて良いです。

また、リンスとコンディショナーは製品によっては髪の表面層にも浸透して、髪の傷みを補修してくれるトリートメントの効果があるものも発売されているので、購入の際はパッケージを確認してみてください。

・トリートメントの効果と使い方

最後にトリートメントですが、髪の内部に成分を浸透させることで髪の痛みを補修したり、髪の状態を整えてくれる効果があります。

リンスやコンディショナーが髪の表面なのに対して、トリートメントは髪の内部に作用するものなので、髪の傷みが気になるという方にはトリートメントがおすすめです。

トリートメントは内部に成分を浸透させるので、リンスやコンディショナーよりも少し時間をおいてから洗い流すのがおすすめです。

・リンスインシャンプーの効果は?

おまけとしてリンスインシャンプーを説明しますね。

上記のリンスでの説明で、シャンプーは陰イオン界面活性剤(マイナス)が使用され、リンスは主に陽イオン界面活性剤(プラス)が使用されているので、混ぜ合わせて使用するとプラスとマイナスが結びついて効果が薄くなると説明しました。

すると、よくあるリンスインシャンプーはどうなんだという疑問が浮かびませんか?

リンスインシャンプーはプラスの電気を帯びない毛髪保護成分を配合しているもので、リンスのような効果も持たせたシャンプーといった感じになっています。

あくまでもシャンプーなので、リンスほどの効果は発揮しないので、リンスを使用するまでもないがシャンプーだけだと少し髪がごわつくといった人におすすめです。

まとめ

リンスとコンディショナーは髪の表面を保護し、滑らかにするもの。

トリートメントは髪の内部に成分を浸透させ、髪の傷みを補修するもの。

しかし、トリートメントにはリンスやコンディショナーの効果を併せ持つものがほとんどなので、どれを使用するか迷っている人はトリートメントを使用してみることをおすすめします。

また、リンス・コンディショナー・トリートメントは頭皮に付けてしまうと毛穴に詰まって洗い流しても残ってしまう恐れがあります。

そのため髪の中間から毛先にかけて使用するようにしましょう。

ベリーショート、短髪などで髪の毛だけに付けるのが難しく、頭皮にどうしても付いてしまう場合は使用しない方が良いとされています。

また、リンス・コンディショナー・トリートメントの違いを説明しましたが、明確に定義が統一されているわけではないようです。

商品を発売しているメーカーによっては多少の差異があるようですので、パッケージの表示なので効果を確認してから購入するようにしましょう!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする