ツーリング先でバッテリーがあがってしまったり、久しぶりに乗ろうとしたバイクのバッテリーが弱ってしまっていたり、バッテリーが原因でエンジンをかけることができない。
バッテリーから直接なんらかの電装パーツに配線を引いている場合など、バッテリーをあげてしまう原因はいくつか考えられますが、そういった事態に陥った時の解決方法をいくつか紹介します。
押し掛けでエンジンを始動する!
バッテリーが上がってしまった場合、充電器が無くても充電する方法があります。
それがバイクのエンジンをかけることです。
バイクにはオルタネータという、バッテリーを充電する装置がついています。
バイクのエンジンをかけることで、充電が開始されるのでエンジンをかけて1時間ほど走行すればバッテリーも回復するでしょう。
バッテリーが上がれば、セルでのエンジン始動はできませんが、ミッション車であれば「押し掛け」で始動することが可能です!
押し掛けはギアを2速に入れてクラッチを切った状態でバイクを押して、クラッチを一気につなげてエンジンを始動する方法です。
近くのガソリンスタンドなどでバッテリーを充電する!
当たり前のことですが、バッテリーを充電すればバッテリー上がりを解決することができます。
充電の方法ですが、ひとつは下のような専用の充電器を使用して充電する方法です。
SUPER NATTO スーパーナット/全自動12Vバイクバッテリー充電器
まぁそれがあったらこの記事なんて見てないわ!って感じですよね(^^;)
バッテリーはガソリンスタンドでも充電してくれる場合があります。
あとは、バイクショップや車屋さんなど。
近くにそのようなお店があれば充電してもらうことができるかを確認してからバイクを持っていくと良いでしょう。
バイクなんて重たくて押していけるか!!という方はバッテリーのみを取り外して持っていくと良いでしょう。
バッテリーだけなら車に乗せてもいけるし、リュックに入れて他のバイクで持っていくこともできますね。
ブースターケーブルを使用する方法!
ブースターケーブルを使用して、他の車やバイクから電力を分けてもらい、エンジンを始動する方法です。
ブースターケーブルは近くにある車屋さんなどに電話して、バッテリー上がりを説明すると持ってきてもらえる場合があります。
僕は出先でなんどか車のバッテリーをあげてしまい、この方法で何度か助けていただきました。
ロードサービスに頼んで持ってきてもらう方法もあります。
ブースターケーブルがあれば、「バイク→バイク」「車→バイク」のどちらでも救護が可能です。
しかし、車に救護してもらう場合は、バイク用のブースターケーブルは対応アンペア数が小さい場合があるため、車用のブースターケーブルを使用するようにしましょう。
ブースターケーブルを使用する際は、故障車と救護車の両方のエンジンを停止して
①故障車の+(プラス)に赤をつなぐ。
②救護車の+(プラス)にもう一方の赤をつなぐ。
③救護車の-(マイナス)に黒をつなぐ。
④故障車のエンジンブロックやフレームにもう一方の黒をつなぐ。
この手順で繋ぎましょう。
なお、④のエンジンブロックやフレームにはアースとして接続するのですが、どこにつなげればいいか分からない場合は、故障車の-(マイナス)に接続しても構いません。
ケーブルをつなげることができれば、救護車のエンジンを始動し、1分ほどエンジンの回転数を上げます。
そのあとに、故障車のエンジンを始動してみてください。
エンジンが始動すれば、故障車のエンジンは切らずにブースターケーブルを最初につないだ順番とは逆にはずしてください。
エンジンがかかったら1時間ほど充電のために走らせてあげたほうが良いです。
新品バッテリーに交換する!
上記の方法がでもバッテリー上がりが改善されない場合は、バッテリーが劣化して寿命がきているのかもしれません。
バッテリーを長い間使わなかったりすると、サルフェーションといった現象が起きて、使えなくなってしまいます。
その場合は新しいバッテリーを購入して交換するようにしましょう。
まとめ
以上の方法で問題は解決しましたでしょうか?
手軽な順番は
①押し掛け
②近くの車、バイク屋、ロードサービスに救護を依頼。(ブースターケーブル)
③バッテリーを持って行って充電する。
です。
バイクライフを楽しみましょう!