街中に停めてあるバイクやレースなどで、ハンドル周りにつけられているリストバンドみたいなものを見かけることはありませんか?
ファッションで付けているのかな?と思う方も多いと思いますが、実はこのリストバンドみたいなものには意味があるんです。
レースでは接触や転倒も多く、フルードがコース上に漏れてしまうとさらなる二次危険が起こってしまうため、それらを防止するためにもレーサーバイクにはマスターシリンダーバンドがつけられることが多いです。
また、マスターシリンダーバンドを付けることによって紫外線がある程度カットできるため、フルードの劣化を防止する効果もあると言われています。
しかし、街中で見かけるマスターシリンダーバンドをつけているライダーの多くはドレスアップとしてつけていることがほとんどです。笑
自分自身もドレスアップ目的でマスターシリンダーバンドを取り付けています。
レーサーバイクはともかく普通のバイクではマスターシリンダにフルードをぎりぎりまで入れることがまずありません。そのため、フルード漏れがほぼ起こらないんです。
万が一漏れてしまいタンクなどにかかると塗装が変色してしまう場合もあるので、予防として取り付ける方もいますが、ファッションとしてつけていることがほとんどです。
実際、各メーカーの刺繍が入ったものやレースチームの刺繍のものなど、見た目もかっこいいものが多く売られています。僕のまわりでもレースチームのリスペクトや見た目で購入する人が多いですね。
まとめ
・バイクにつけているリストバンドみたいなものは「マスターシリンダーバンド」という。
・マスターシリンダーバンドの役目はフルード漏れを吸収すること。
・フルードの劣化を紫外線から守るとも言われている。
しかし、レース以外でつけられているマスターシリンダーバンドはドレスアップ目的が多い。