焼き栗や渋皮煮など秋には必ず食べたくなってくる栗ですが、虫に食われていることも多く、見ただけでは虫食い状態が分からないことも多いんですよね。
穴が空いている栗は確実に虫に食われているので排除することができるんですが、あなが空いていない場合でも虫が入っていることが多々あります。
食べようとした時に虫が中から出てきたなんてことがあるとトラウマものですよね。。
今回はそんな事態にならないためにも虫食い栗の見分け方と対処法を紹介いたします!
虫食い栗の見分け方と対処法!
栗は非常に虫食いの多い木の実です。
特に自然の栗を拾って食べる場合は高確率で虫食い状態の栗にあたってしまうと思っておいたほうが良いでしょう。
穴が空いた栗はもちろんはぶく!
そんな虫食い栗の見分け方ですが、まずは穴の空いた栗ははぶきましょう。
虫は栗のイガの外から鬼皮まで穴を空けて栗の中に卵を産み付けます。
そして栗の中で幼虫が実を食べながら育っていくことになるので、穴が空いていれば中に虫がいると思って良いでしょう。
穴が空いていない場合の見分け方!
しかし、穴がなくても虫が中にいる場合があります!
虫が卵を栗の中に産み付けるのはまだ栗が若い時が多く、栗が成長するにつれて空いた穴は塞がってしまいます。
ですので穴が有無だけでは虫食い栗を見分けることができません。
そんな場合は水を桶に張って、栗を沈めてみましょう。
虫に食われている栗は中で空洞の部分ができているため、水に浮いてくるんです。
沈んだ栗のみ料理に使うようにしましょう。
また、栗の表面に白い粉のようなものが付着している場合も要注意。
これは中にいる虫が外に出した糞なので、虫食い状態とみてまず間違いないです。
さらに、栗の表面が他の栗よりも黒く変色しているものも虫食いの可能性が高いので取り除きましょう。
幼虫はある程度育つと栗に穴を空けて外に脱出します。
ですので、栗に穴が空いていても中には虫がいない場合もあるのですが、基本的には食べない方がいいので注意してください。
栗の中にいるのはどんな虫?
ちなみに栗の中にどんな虫が入っているのか気になったりしませんか?
画像も貼り付けるので虫が苦手な方は引き返してください。笑
栗には主に2種類の害虫が入ってることが多いです。
まずはクリミガという蛾。
この虫は栗がまだ成長していない時に葉やイガの部分に卵を産み落とします。
生まれた幼虫は自ら栗を食い破って中に侵入して実を食べて育ちます。
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糞は外に排出するので栗に白い粉みたいな糞が付いているのはこいつの仕業。
幼虫は2cmほどで成虫になると1cmほどの白色に黒の斑模様の蛾になります。
次にクリシギゾウムシという甲虫。
こいつは体長1cmに対して身体と同じくらいに長い8mmほどの口を持ち、その長い口でイガの隙間から渋皮に達するまでの穴を空けて卵を2から8個ほど産み付けます。
ですので栗を開くと数匹の幼虫がうにょうにょと出てくることも《゚Д゚》!
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幼虫は綺麗な乳白色で小さなカブトムシの幼虫みたいな感じですが、動きは完全にウジ虫。笑
苦手な人には厳しいです!!
この虫もある程度幼虫が育つと栗を食い破って外に脱出します。
穴は綺麗な円形で、クリミガが脱出した穴はいびつなのでどっちが住んでいたかの見分けができます。笑
まとめ
穴が空いている場合は中に幼虫がいる場合と育って脱出した後の2パターン。
どちらにせよ食べない方が良いので取り除きましょう!
栗の表面に白い粉が付いている場合と黒色に変色している場合も虫食いの可能性大!
穴が塞がっている栗は水に沈めてみて浮かんできたものは取り除くと良いでしょう。
ちなみに中に入っている幼虫は今流行り?も昆虫食でも食べられるようなので、最悪食べてしまっても大丈夫かも!笑